占い師 JILL インタビュー
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占い師を志したきっかけは? 占いとの出会いや人を導くきっかけなどを教えてください。
4歳の時に他の人には見えないものが見えるのだと自覚しました。
父は神主の家系でしたので理解してくれましたが、霊感とは無縁であった母には理解してもらえず、総合病院に連れていかれて脳波を診てもらったこともあります。予兆・相手の気持ち・遺失物の在り処などが視えるようになり、それらを確実に自覚した思春期以降は、ただ能力に苦しみました。
特に10代は「なぜこんなものが見えてしまうの?」「知りたくないことがわかってしまうのは何故?」と思い悩むことばかりでした。あるきっかけから親友の家庭問題を鑑定・解決したことで感謝され、「こういった形で人様のお役に立てるのだ」と、初めて気づきを得られました。その後も親族や親しい友人など、ごく一部の鑑定をしてまいりましたが、問題を解決できたお客様がまた別のお客様をご紹介くださるというクチコミ形式で様々なお客様を鑑定させていただくようになりました。対面鑑定を始めて今年で19年目になります。
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復縁、不倫、略奪愛といった、周りに言いづらいご相談は、どのようにお考えですか?
どのような形であっても、人が人を愛するという行為は尊いものです。
多くのお客様を鑑定させていただく中で、「もっと早くおふたりが出逢っておられたら・・・」と、占い師側の私が切なくなることも多々ございます。
もちろん、私のお客様の中には”相手の不貞行為”に悩まされている方もいらっしゃるので、私がどちらかに肩入れをする立場にはありません。しかし、周りにはオープンにできない関係や、一度は終止符を打たれてしまった関係であっても、それでも諦められないのは”相手を想う気持ちが本物であること”の証明です。どうか、辛い気持ちを胸に秘めたままにしないでください。ご自分の心が悲鳴を上げる前に、やり場の無い辛い想いを吐き出していただきたいと思います。どのような難しい状況であっても、それぞれのお客様に対して最良と思われるアドバイスをさせていただくことが、私の仕事だと考えております。
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鑑定でお客様の願望が叶ったエピソードを教えてください。またそれはなぜ願望成就に至ったと思いますか?
お客様からは『新しいご縁が結ばれた』『彼と復縁できた』『家庭問題が解決した』など、様々な嬉しいご報告をいただきます。
鑑定時、霊視の結果が良い内容であればホッとするのですが、良くない結果だと「どうお伝えすべきか・・・」と、毎回悩みます。時には辛い結果や厳しいことを申し上げるかもしれません。
占い師として、私は”自分に視えたことを嘘をつかずにお伝えすること”と、”それに基づいた最適なアドバイスをさしあげること”を信念としています。そのうえで、私も波動修正を行ったり、遠隔で気を送るヒーリングなどで直接的にお客様の現状に働きかけることでお手伝いをさせていただいております。
しかし願望成就に至ったのは、見ず知らずの私のアドバイスを信じてくださり、それを実践という行動に移していただけた”お客様自身の力”によるものです。お客様から『先生のおかげです』とお礼の言葉をいただくと恐縮してしまいます。皆様には「私のおかげではなくて、あなたご自身にその力があったからですよ。」と申し上げたいです。
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占い師になって良かったと思うエピソードを教えてください。
ウラナに所属してからはお電話やメールを通して、全国各地のさまざまな世代・お立場のお客様のお話をうかがうことができ、占い師としても人間としても大変勉強をさせていただいております。お客様の言葉から私自身が気づきを頂けることも多々ございます。本当に稀有で、ありがたいことだと日々感謝しております。
そして何よりも、私が鑑定させていただいたお客様からお電話や感想欄でその後の近況や嬉しいご報告を頂戴しますと、自分のことのように嬉しく、この仕事をしていて本当に良かったとあらためて痛感します。
日々皆様からいただくご縁には、ただ感謝の気持ちでいっぱいです。 -
先生の、ストレス解消法や浄化術を教えてください。
旬のものを取り入れたお料理をすること。離島でダイビングをすること(黒島・西表島が特に好きです)。歌舞伎の観劇、美術館に行くこと・・・ 挙げればきりがありません。(笑)
出張鑑定や旅行で地方に行った際は、修行の一環として各地のパワースポットを巡礼します。
日々の鑑定の前後には、ひとりひとりのお客様に対して私自身がクリアな状態で向き合えるよう、天然塩と水晶を使ってお清めを行います。お客様にお並びいただいているときでも、直前のお客様の鑑定からまっさらな状態で切り替えをするために、欠かさず行っている儀式です。また、定期的に森林浴をしながら瞑想を行い、感覚を研ぎ澄ませるとともに心身をリフレッシュするように心がけております。