2022/02/14(月)
私たち人間が、心理的な見地からも、肉食を望んでいる動物でない証拠を示しておこう。あなたは今、木々が青々と生い茂った森の中を鳥たちの歌声を聞きながらのんびり散策していると想像してほしい。太陽が木々の間から射し込み、雨上がりのせいか、水滴が花や草の上でキラキラ輝き、何もかも新鮮で美しく感じられる。気持ちのいい大気を胸いっぱいに吸い込んだちょうどその時、シマリスがあなたの目の前を横切り走り抜けて行ったとしよう。その瞬間、あなたが本能的に感じたことは何だろうか。そのシマリスにいきなり襲いかかり、歯でひっとらえ、バラバラに裂き、すべて飲みこんでしまうことだろうか。それとも、毛でおおわれた小さな生き物を見て、「あのかわいい小さなシマリス、見た?」とと誰かに呟くことだろうか。子どもは格好の実験台となる。囲い付きのベビーベッドに子どもと一羽の兎とリンゴ一個を一緒に入れたとしよう。もし、その子どもが兎を食べ、リンゴで遊ぶような事態が生じたら、あなたに新車を一台さしあげよう。
〈中略〉考え方を人々に納得させるため、何百ドル、何千ドルものお金が定期的に使われ、繰り返しその考え方が正当化され続けたとしたら、それを認めてしまう人が世の中には出てくるかもしれない。肉食をすすめる宣伝や記事も、それと全く同じである。
─「フィットフォーライフ」より抜粋
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