2020/04/26(日)
ディストピアとは、理想郷を意味するユートピアの反対語です。ディストピア小説では、国民に疑問を抱かせること、反抗させることを防ぐために絶対的な存在(権力者)が描かれています。そしてその世界では、権力者が常に正しいことを国民に認識させるために様々な施策がとられます。
権力者が「2+2は5」といえば、たとえ間違っていたとしても、「2+2は5」と改竄しなければいけないのです。その事実に疑問を持った主人公は「自由とは2+2が4であると言えることである。その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる」と日記に記しました。
ディストピア小説の世界では、支配者の言動が国民の自由を奪っているのです。ですが権力者を信じ切った国民は迷うことなく権力者に従い、考える自由さえも奪われていきます。
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