占い師のつぶやき｜賢龍

2025/12/03(水)

【植物散歩⑤】

S子さんが私の部屋の様子を言い当てるようになる前、私は植物たちのお世話を「一般的な範囲」でしていました。
数日に一度の水やり、晴れた日は2～3時間だけ日光に当てる──もちろん大切に育ててはいましたが、それ以上の気配りはしていなかったのです。

そんなある日、S子さんから電話がありました。

「子どもたち、暑いって言ってるよ。」

その一言にハッとして植物たちを見ると、西日がジリジリと容赦なく当たっていました。
ちょうどその頃のS子さんは、植物たちと日常的に言葉を交わせるようになっていて、わが家に“里子”に出した子たちとも、離れた場所から意志を通わせることができるようになっていたのです。

私は慌てて植物たちを日陰へ移し、乾いていたハイドロボールに水を注ぎました。
彼らは声も出さず、動くこともなく、その場にただじっと佇んでいるだけ。
暑くても、寒くても、水が欲しくても、すべてを人の気づきに任せ、ただただ待つしかない存在なのです。

動物に比べると植物の世話は簡単だと思われがちですが、もし彼らに“意志”があるのだとしたら──その静かな訴えに気づこうとするほど、むしろ動物以上に気に掛ける存在になっていくのかもしれません。

あの日から、私の中で“他者を愛する”ということの意味が、少しずつ変わりはじめた気がしています。

2025/12/02(火)

【植物散歩④】

わが家にいる3つの植物たちは、S子さんという女性から贈っていただいた大切な子たちです。
S子さんは右脳タイプで、感性がとても鋭く、人の気持ちを自然に感じ取ってしまう“エンパス”のような方でもあります。

ある日、そのS子さんから「通販で迎えた植物の声が聞こえたの」と連絡がありました。
なんでも、その植物がこう語りかけてきたそうです。

「S子は、僕のことを気持ち悪いって思ったでしょ？」

まさに彼女が胸の内で感じていたことを、ズバッと言い当てられたとのこと。
最初は「私、どうしちゃったの…？」と怖くなってしまったそうですが、それ以来その植物から時折メッセージが届くようになり、メッセージが来る瞬間には、彼女のまぶたもピクッと震えるのだとか。

その話を聞いても、私は「きっと気のせいだろう」と思っていました。
ところが、植物たちが私の家にやって来てから、S子さんが突然、私の部屋の様子を当てるようになったのです。

「え？どうして分かるの？」と私が驚くと、
「あなたのところの子たちが教えてくれたのよ」と、当たり前のように言うのです。

えっ…？

その瞬間から、植物たちとの不思議で温かい交流が静かに始まりました。

2025/11/30(日)

【植物散歩③】

植物に顔を近づけたときにまぶたがピクピクする──。
あの不思議な感覚の正体が知りたくて、いろいろ調べているうちに、ある一冊の本に出会いました。
タイトルは「植物は知性を持っている」。著者はイタリアの植物生理学者、ステファノ・マンクーゾさんです。

彼は長年の実験や観察を通して、植物には人間をはるかに超える“20種類以上の感覚”があることを明らかにしています。
また、植物同士だけでなく、虫や鳥ともコミュニケーションを取っていることがわかってきているそうです。

植物は食物連鎖の源であり、すべての生命は植物を起点とした“命のリレー”によって支えられています。
実は、進化論で有名なダーウィンも、植物に知性があるという考えを示していたのだとか。

そんな話を知るうちに、ふと気づいたんです。
もしかしたら、私が感じたまぶたのピクピクは、植物たちが何かを伝えようとしてくれた“メッセージ”だったのかもしれない、と。

そしてその後、ある小さな奇跡が訪れ、私は植物たちの声を“感じ取れる”ようになりました。

明日からは、その「奇跡」についてお話ししていきますね。どうぞ楽しみにしていてください。

2025/11/29(土)

【植物散歩②】

わが家には、いま3つの小さな観葉植物がいます。
2つはガジュマル、もう1つはカポック。どれも「ハイドロカルチャー」という、水だけで育てるタイプの子たちです。

それぞれに名前をつけました。
ガジュマルは キク丸 と ピク丸、カポックは ショウ丸。
みんなに “丸” をつけたのは、いつも丸く穏やかに、仲良く寄り添っていてほしいという願いを込めたからです。

ハイドロカルチャーの育て方の本を読み、同じようにお世話していたのに、3つとも育ち方がまったく違うんです。個性なのか、体質なのか……植物にもそれぞれの「らしさ」があるんだな、と感じるようになりました。

そんなある日、ふと彼らに顔を近づけた瞬間、何かふわっとした“波動”のようなものが伝わってきて、まぶたがピクッと痙攣したのです。
離れると止まり、近づけるとまたピクピクする――その不思議な反応に思わず、「これはいったい…？」と戸惑ってしまいました。

明日からは、彼らにまつわるちょっと不思議で心温まるお話を綴っていきます。どうぞ楽しみにしていてくださいね。

2025/11/28(金)

【植物散歩】

植物はただ眺めているだけで心をふっと軽くしてくれますよね。それは、植物がそっと人のストレスを受け取り、癒しのエネルギーへと変えてくれているからです。
本来、自然の中にいる植物たちは仲間同士でエネルギーを循環し合い、自分自身を整えています。けれど、室内に置かれた観葉植物はその循環が十分にできず、水や日光を与えていても、少しずつ元気を失ってしまうことがあります。

そこで私は、屋内の植物を外へ連れ出し、自然の植物たちと再びつながらせる「植物散歩」を行っています。
散歩に出かける前と後では、葉の色つやや立ち姿がまるで違うのです。植物は声を発さないから意思を持たないように見えますが、実はしっかりと“思い”や“感情”を抱く、ひとつの魂なのだと感じずにはいられません。

これから毎日、植物たちとの小さな交流の物語をお届けしていきますね。

2025/11/01(土)

賢龍です。
3ヶ月お休みを頂いていましたが、今日から復帰しました。

2025/01/03(金)

2025年は間違いなく激動の年になります。心構えして頑張っていきましょう！

2023/12/01(金)

デビューして一か月、たくさんの素敵な方々とご縁を頂くことができました。

いろんな悩みや切ない思いを抱えながらも、懸命に頑張っている皆様の人生に深く感銘を受けました。

かけがえのない皆様の人生に触れるご縁を宝物と肝に銘じ、これからも精一杯頑張って参ります。