2026/09/26(土)
2026年9月26日(土)— 今日の神職メッセージ
今日のテーマは、**「満ちる直前だからこそ、手放すものを決める」**です。
今日は旧暦8月16日、六曜は**大安**。二十四節気では**秋分**、七十二候は「**雷乃収声(かみなり すなわち こえを おさむ)**」、そして秋のお彼岸の最終日「**彼岸明け**」にあたります。月齢は正午で約15。翌27日の午前1時49分には満月を迎えるため、今夜はほとんど満月といえるほど、月の力が満ちた夜になります。:chatgpt-content-reference{index="0"}
🌕 満月直前――「増やす」より「選ぶ」
月は今、満ちる力の頂点へ向かっています。
スピリチュアルな観点では、満月の前後は、これまで心の奥にあったものが表面へ出やすい時期と考えることができます。
嬉しさも、寂しさも、怒りも、昔の記憶も。
なぜか今日は気になる――そんなものが出てきても、無理に消そうとしなくて構いません。
むしろ、
**「自分は、まだこれを抱えていたんだな」**
と気づいてあげてください。
気づくことは、手放すための最初の一歩です。
そして今日の十二直は「**破(やぶる)**」。暦の上では、物事を打ち破る、古いものを壊す、といった意味を持つ日です。
満月直前の「満ちる力」と「破」が重なる今日を、私は、
**「もう必要のないものとの境界線を引く日」**
として捉えるとよいと思います。
⛩️ 神職としてお伝えしたいこと
今日は彼岸明けです。
お彼岸というと仏教行事という印象が強いですが、私たち日本人が古くから大切にしてきた「祖先へ心を向ける」という行為そのものは、神道とも深く響き合うものがあります。
神道では祖先を、単なる「過去の人」としてだけ捉えるのではありません。
自分へと続いてきた**命の流れ**として向き合います。
今、自分がここにいる。
それだけでも、その背後には数え切れないほどの命があります。
ですから今日は、お願い事をする前に、
**「今日まで命をつないでくださり、ありがとうございます」**
と心の中で唱えてみてください。
神棚があるなら、榊やお水を整えてから二礼二拍手一礼。
神棚がなくても構いません。
静かな場所で手を合わせるだけで十分です。
大切なのは形式だけではなく、**自分がどこから来たのかを一瞬でも思い出すこと**です。
🌿 今日、小さく始めること
今日は大安に加え、一粒万倍日とする暦もあります。:chatgpt-content-reference{index="2"}
ただし、「吉日だから大きなことを始めなければ」と考える必要はありません。
むしろ今日は、
「毎朝5分だけ歩く」
「一日一行だけ日記を書く」
「ずっと連絡したかった人へ短い言葉を送る」
「机の引き出しを一つだけ片づける」
その程度で十分です。
**人生を変えるものは、大きな決断だけとは限りません。**
ほんの小さな行動を毎日繰り返した結果、気がついたときには以前とはまったく違う場所に立っていることがあります。
🌕 今夜、月に向かって
可能であれば、今夜は少しだけ月を眺めてみてください。
東京では月の出が17時08分頃で、ほぼ一晩中、満月直前の月を見ることができます。
そのとき、願い事をたくさん並べる必要はありません。
一つだけ、
**「これからの自分には、もう必要のないものは何だろう」**
と問いかけてみてください。
答えが出なくても大丈夫です。
心に問いを置いておくだけでよいのです。
七十二候の「雷乃収声」は、夏の間に鳴り響いていた雷が、次第に声を潜めていく頃を表します。
自然が静かになっていくように、人にも静かになる時間が必要です。
何かを得ることだけが前進ではありません。
捨てること。
終わらせること。
許すこと。
そして、もう追いかけないと決めること。
それもまた、立派な前進です。
**満ちたものは、やがて欠けていきます。
欠けたものは、また満ちていきます。**
月がそれを毎月見せてくれています。
だから、今すべてが揃っていなくても構いません。
今日という一日を丁寧に生きる。
それだけで、次の流れは静かに始まっています。
どうぞ今日も、よき一日をお過ごしください。
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