2023/08/25(金)
1)「下にのみ 流れわたるは 冬川の凍れる水と われとなりけり」・・・しのぶ心が凍ってしまったよ(藤原敦忠)
2)「ひかり見ぬ かげにならへる 雪ならば あひみぬから 消えそまさらむ」・・・影のようなゆきだからきえそうでしょ(雅子内親王)
3)「消えまさる もににはあれど あひみては 心も雪も 消えぬばかりぞ」・・・会ったら僕の凄さがわかるよ(藤原敦忠)
4)「嘆きくる ほとのへぬれば 青柳の糸しも乱れ まさる恋かな」・・・もどかしい恋(藤原敦忠)
5)「いにしへの こと語らひに ほととぎす いづれの里に 長いしつらむ」・・・訪れが滞った彼への皮肉(雅子内親王)
6)「伊勢の海の ちひろの浜に 拾ふとも 今は何でふ かひかあるへき」・・・好奇な彼女がり伊勢の斎宮となり、ふたりの恋はもはや絶望的(藤原敦忠)
7)「あらたまの 年のわたりを あらためぬ 昔ながらの 橋とみやせし」(藤原敦忠)
8)「橋柱 昔ながらに ありければ つくるよもなく あはれとぞみし」(雅子内親王)
・・・母の死去により、彼女が斎宮を退くことになり、二人が元の関係に戻れると思いきや・・・
9)「ふたばより 頼みしものを をみなへし 人の垣根に 生ひにけるかな」・・・彼女が他の男性と結婚(藤原敦忠)
10)「あひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思わざりけり」・・・この苦汁をなめた恋をしれば、昔はなにも思わなかった(藤原敦忠)
平
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