2020/05/21(木)
私はいちばんダメなダイエットは炭水化物抜きだと思っています。私たちの身体はエネルギーを必要としていて、それなしでは生命活動を維持できません。そのため身体は何重にもオプションを用意しています。炭水化物抜きは、そのオプション機能を利用する方法であり、身体に大きな負担を強いるのです。
糖質が与えられない身体は飢餓状態となり、筋肉を融解して糖質に変換します。これを「糖新生」といいます。この際に「ケトン体」という強烈な酸性物質が生成されますが、これが過剰になると「ケトアシドーシス」という病態になり、酷い時には死に至るそうです。
肉類の大量摂取は身体を酸性に傾けるため、身体は骨を溶かし、本来の弱アルカリ性を維持しようとします。このため骨は脆くなり、年代によっては骨粗鬆症の原因にもなってしまいます。私はたっぷりのフルーツとお野菜、玄米に豆類、少量のお魚などを食べる身体に負担をかけないダイエットをおすすめします。
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