2020/06/27(土)
フランスの女性心理学者であるE・バダンテールが提唱する近未来の「母親的父親」というコンセプトがあります。それによると、
「夫がよい父親になるかどうかは母親の責任である」
「父親の存在は神話的でしかない」
「父親は母親の代理をつとめることはできない」
「赤ん坊は母親の方を好む」
などといったフロイトやその後継者たちの母子関係論は間違いであるといいます。
父親の日常的役割には触れない育児論が多いものですが、
「子どものことは母親の問題であるのと同じくらい父親の問題である」
と彼女は述べています。フランスのあるアンケート調査から、男性の意識革命は進行中であり、若い父親たちの間に、「伝統的に母性的とされてきた態度や欲望が表れてきている」ことが明らかにされていることがわかりました。子どもとの具体的な関わりの中で既成の男性像の下で抑圧されてきた「母親的父親」が芽生えてきたというのです。
そして妻に対しても、妻=母を求めるのではなく、対等なパートナーとしてみなす意識も育ち始めているそうです。しかし日本では、このような母親的父親の存在は稀であり、まだまだ父はいながらにして不在の家庭が多いのが実情です。
恋愛や結婚に未来を見出せなくなった日本の女性たちが母性愛を取り戻す時というのは、頼りがいのある優しい母性的な「父」となった男性が、日本で普通に暮らせるようになる時かもしれません。
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