2026/09/20(日)
2026年9月20日(日)— 今日の神職メッセージ
今日のテーマは、**「彼岸の入り。境目に立ち、自分の歩いてきた道を静かに振り返る」**です。
2026年9月20日は、旧暦**8月10日**、六曜は**大安**。二十四節気では**白露**、七十二候では**玄鳥去(つばめさる)**の期間です。そして今日は、秋分の日を中日とする**秋の彼岸の入り**にあたります。
月齢はおよそ**9**。昨日19日に上弦を越えた月は、9月27日午前1時49分ごろの満月へ向けて、さらに光を増していきます。東京では月の出が14時04分ごろ、月の入りが23時35分ごろです。
今日は暦と月の双方から見ると、**「これまでを振り返りながら、これから育てるものを選び直す」**のにふさわしい一日です。
### 彼岸の入りに思うこと
彼岸という言葉には、こちら側の岸である「此岸」に対して、迷いや煩悩を越えた向こう岸という意味があります。
ただ、神職として今日お伝えしたいのは、宗派や形式を越えた、もっと素朴なことです。
**自分の命は、自分一人から始まったものではない。**
父母がいて、その父母がいて、さらにその先にも無数の命があります。
その誰か一人が欠けても、今の自分はいません。
普段は自分の力だけで歩いているように感じることがあります。
けれど今日という日は、
**「自分がここにいるまでに、どれほど多くの命と御縁がつながってきたのだろう」**
と、少しだけ考えてみてください。
御先祖の名前をすべて知らなくても構いません。
特別な供養ができなくても構いません。
ただ、
**「命をつないでくださって、ありがとうございます」**
と心の中で申し上げる。
それだけでも、今日には十分意味があります。
上弦を越えた月 — ここからは「育てる時間」
昨日、月は上弦を迎えました。
今日から満月までは、日に日に光が増していきます。
スピリチュアルな象徴として捉えるなら、ここからは、
**始めることより、すでに始めたものを育てる期間**
です。
新月の頃に考えたこと。
最近始めたこと。
心の中で「こうしたい」と思っていること。
その中から、一つだけ選んでください。
全部を同時に育てようとすると、心も時間も散ってしまいます。
植物でも、毎日違う場所に植え替えていたら根を張ることができません。
人の願いも似ています。
**「これを育てる」**
と一度決めたら、しばらくそこに水を与える。
今日はそんな意識を持ってみてください。
### 玄鳥去 — 去るものにも役目がある
七十二候は引き続き**玄鳥去**。
春に日本へやってきた燕が、秋になり南へ帰っていく頃です。([日本暦][3])
昨日までそこにあったものが、今日はない。
人生にも、そういう時があります。
人が離れる。
仕事が終わる。
考え方が変わる。
好きだったものに興味がなくなる。
その時、私たちはつい、
「失った」
と思います。
けれど自然を見れば、燕が去ることを不幸とは考えません。
**季節が次へ進んだだけです。**
人生でも同じように、
**「終わった」のではなく、「役目を終えた」**
と考えられるものがあります。
今日は無理につなぎ止めず、
「ここまでありがとう」
と言えるものがないか、心の中を見てみてください。
### 大安だからこそ「安」を大切に
今日の六曜は**大安**です。一般には「大いに安し」とされ、吉日として親しまれてきました。([日本暦][4])
ただし、六曜は神道そのものの教えではありません。
ですから、
「大安だから良いことが起きる」
と考える必要はありません。
むしろ今日は、大安という文字そのものから、
**「安らかであること」**
を意識してみてください。
大きな成功を求めなくてもいい。
誰かに勝たなくてもいい。
何かを証明しなくてもいい。
一日の終わりに、
**「今日は心穏やかに過ごせた」**
と思えたなら、それも十分な吉日です。
### 神職として今日おすすめしたいこと
今日は彼岸の入りですから、可能であれば御先祖に少し意識を向けてみてください。
神棚がある方は、いつものようにお供えを整え、まず神恩に感謝してください。
そして御先祖へ、
**「今日まで命をつないでくださったことに感謝いたします。いただいた命を大切に使い、私にできる務めを果たしてまいります」**
と心の中で申し上げてみてください。
ここで大切なのは、
**「守ってください」だけで終わらせないこと。**
いただいた命を、
どう使うのか。
誰のために使うのか。
何を残していくのか。
彼岸の入りは、それを少し考えてみるよい機会でもあります。
そして今日は、部屋の窓を少し開けて、空気を入れ替えてみてください。
玄関を掃くのもよいでしょう。
手を洗い、顔を洗い、身の回りを一か所だけ整える。
神道で大切にされてきた**清浄**とは、特別な場所だけにあるものではありません。
日常を整えることそのものが、心を整える小さな禊ぎになります。
### 今日の言葉
**「自分の命は、遠い昔から渡されてきた一つの灯。」**
その灯を、誰かと比べる必要はありません。
大きく燃やす必要もありません。
消さないように守りながら、自分にできる形で次へ渡していけばいい。
彼岸の入りを迎える今日は、
**「何を得るか」より、「何を受け継ぎ、何を次へ渡すのか」**
を静かに考える一日にしてみてください。
そして夜、満月へ向かって少しずつ大きくなる月を見られたなら、
**「今日まで、よくここまで来た」**
と自分自身にも一言伝えてあげてください。
過去に感謝し、今を整え、次へ向かう。
今日はそんな、静かな節目の日です。🌔
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2026/09/19(土)
本日もご縁をいただき、
心よりありがとうございました。
今日、
嫌なことがあった方も
いるかもしれません。
心ない言葉を言われた。
思うようにいかなかった。
楽しみにしていたことが
叶わなかった。
そんな出来事がひとつあると、
夜になって、
「今日は最悪な一日だったな。」
と思ってしまうことがあります。
でも、
少しだけ思い出してみてください。
その出来事が起きる前や、
そのあとに、
ほんの少しでも
心が緩んだ瞬間はなかったでしょうか。
美味しかったもの。
誰かとの何気ない会話。
空がきれいだったこと。
好きな音楽を聴いたこと。
無事に家へ帰れたこと。
大きな幸せではなくても、
嫌な出来事とは別の時間も、
今日という一日の中には
ちゃんとあったはずです。
だから、
**ひとつ嫌なことがあったからといって、
今日という一日全部を、
その出来事に渡さなくてもいいのです。**
嫌だったことを、
「気にしないようにしよう。」
と無理に消す必要はありません。
嫌だった。
傷ついた。
腹が立った。
その気持ちは、
そのままでいい。
でも同時に、
今日あった小さな幸せまで
なかったことにしなくていいのです。
心は、
強く動いた出来事ほど
大きく覚えてしまいます。
だからこそ、
一日の終わりに、
「ほかには何があったかな。」
と、少しだけ
思い出してみてください。
不安を煽る鑑定ではなく、
今の苦しさの意味を整理し、
自分軸へ戻るための鑑定を大切にしています。
もし今日、
ひとつ嫌なことがあったのなら、
その出来事だけで
今日のすべてを決める前に、
**「それでも今日、
少し嬉しかったことは何だったかな。」**
と、自分に聞いてみてくださいね。
嫌なことがあった一日と、
嫌な一日は、
同じではありません。
今日の中にあった
小さな優しさや幸せも、
どうか一緒に
連れて眠ってくださいね。
本日もご縁をありがとうございます。
愛と光と感謝を込めて
藍那
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