2026/09/22(火)
2026年9月22日(火・休日)— 今日の神職メッセージ
明日のテーマは、**「満ちていくものを受け取りながら、秋分の境目に心を整える」**です。
2026年9月22日は旧暦**8月12日**、六曜は**先勝**。二十四節気では「白露」の最終日にあたり、七十二候は**玄鳥去(つばめさる)**。十二直は**満(みつ)**です。また、敬老の日と秋分の日に挟まれるため、祝日法による**休日**となっています。
月齢は**11**。9月19日の上弦を越え、27日午前1時49分の満月へ向かって、月はさらに光を増している途中です。東京では月の出が15時18分ごろ、南中が20時25分ごろ。
そして翌23日午前9時05分には**秋分**を迎えます。つまり明日は、白露から秋分へ移る**季節の境目の前日**なのです。
明日のテーマ
**「足りないものではなく、すでに満ち始めているものを見る」**
人は不思議なもので、
「あれが足りない」
「まだここまでしかできていない」
「もっとこうならなければ」
と、自分にないものにはすぐ気づきます。
けれど、
**すでに持っているものには、なかなか気づきません。**
明日の十二直は「満」。
文字どおり、満ちるという意味を持つ日です。([生れた日と暦と誕生日プレゼントの提案~わたしの~][1])
しかも空の月も、満月へ向かって日に日に光を増しています。
ですから明日は、
**「これから何を手に入れるか」より、「自分にはすでに何があるのか」**
を一度見つめてみてください。
家がある。
食べるものがある。
話せる人がいる。
仕事がある。
好きなことがある。
あるいは、今日まで何度も苦しい時を越えてきた経験がある。
それもすべて、自分の中にすでにあるものです。
「何もない」と思っていた自分にも、よく見ればたくさんのものが積み重なっています。
満月へ向かう月
9月11日の新月から始まった月は、19日の上弦を越え、27日の満月へ向かっています。([国立天文台][3])
この流れをスピリチュアルな象徴として捉えるなら、今は、
**「始めたものに力を与える時」**
です。
新しいことを次々始めるより、
今やっていることを、もう少しだけ育ててみる。
一度決めたことを、もう一度続けてみる。
途中になっていることへ、もう一度手を伸ばしてみる。
そんな行動がよく合います。
ただし、満月へ向かう時期は気持ちまで膨らみやすくなります。
「もっとやらなければ」
と予定を詰め込み過ぎないことも大切です。
**月が満ちるからといって、自分までいっぱいにする必要はありません。**
むしろ心には、少し余白を残しておいてください。
玄鳥去 — 去っていくものを見送る
七十二候は引き続き**玄鳥去**。
春にやってきた燕が、秋になり南へ帰っていく頃です。([生れた日と暦と誕生日プレゼントの提案~わたしの~][1])
燕が去っていくことは、終わりではありません。
また季節が巡れば戻ってきます。
自然には、
**来る時、育つ時、去る時、そして再び巡る時**
があります。
人の人生も同じです。
離れていった御縁。
終わった仕事。
変わってしまった考え方。
昔は大切だったもの。
それらを無理に元へ戻そうとしなくても構いません。
**その時には、その時の役目があった。**
そう思えるものが一つでもあれば、
「ここまで、ありがとう」
と心の中で伝えてみてください。
秋分前日だからこそ
翌23日は秋分です。
2026年の秋分は**9月23日9時05分**。([国立天文台][4])
春分と秋分は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる季節の大きな節目です。
スピリチュアルな言葉を使うなら、明日は、
**「外へ向かっていた意識を、少し内側へ戻す準備の日」**
と考えてみるとよいでしょう。
夏は外へ伸びる季節でした。
秋は、実ったものを収めていく季節です。
これからは、
「どれだけ増やしたか」
ではなく、
**「何を自分の中へ残していくのか」**
が大切になってきます。
今年ここまで経験したことの中から、
「これは自分に必要だった」
と思えるものを一つ探してみてください。
楽しかった経験でなくても構いません。
苦しかった経験の中にも、
後になって初めて意味が分かるものがあります。
### 先勝について
明日の六曜は**先勝**。
一般には「先んずれば即ち勝つ」とされ、午前中の行動によいとされてきました。([こよみる][5])
もちろん、六曜は神道そのものの教えではありません。
ですから、
「午前中に動かなければ運が悪くなる」
などと考える必要はありません。
神職として読むなら、
**「やると決めたことを、後回しにし過ぎない」**
という戒めとして受け取るくらいがちょうどよいでしょう。
明日の朝、
「今日はこれを一つやる」
と決めてみてください。
そしてできれば、午前中に少しだけ手をつける。
全部終わらせなくても構いません。
**始めることができれば十分です。**
### 神職として明日おすすめしたいこと
明日は秋分を迎える前日です。
大がかりなことをする必要はありません。
神棚がある方は、御神饌や榊、水などを整えてみてください。
そして、
**「今日までいただいた御縁と経験に感謝いたします。必要なものを大切に受け取り、役目を終えたものには感謝して、次の季節へ進ませていただきます」**
と静かに申し上げてみてください。
神棚がない方なら、窓を開けて部屋の空気を入れ替えるだけでも構いません。
玄関を掃く。
机を拭く。
手を洗う。
一か所だけ整える。
それを明日の小さな**禊ぎ**にしてください。
祓い清めるということは、何か恐ろしいものを追い払うことではありません。
**余計なものを少し取り除いて、本来の自分へ戻ること。**
明日は、それくらいの気持ちで十分です。
明日の言葉
**「足りないものを数えるより、すでにいただいているものを数えてみる。」**
人生には、まだ手に入っていないものもあります。
けれど同時に、
今日まで守られてきたもの、
受け取ってきたもの、
乗り越えてきたものもあります。
満月へ向かう月と、秋分を目前にした明日は、
**「もっと」から一度離れて、「すでにあるもの」に気づく一日。**
感謝できるものを一つ見つけ、不要なものを一つ手放し、これから育てたいものを一つだけ選ぶ。
そんな静かな整えの日として過ごしてみてください。🌔
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2026/09/21(月)
2026年9月21日(月・敬老の日)— 今日の神職メッセージ
今日のテーマは、**「余計なものを祓い、本当に大切なものを残す」**です。
2026年9月21日は、旧暦**8月11日**、六曜は**赤口**。二十四節気では**白露**、七十二候では**玄鳥去(つばめさる)**の期間です。また秋の彼岸の二日目であり、暦の上では**社日(しゃにち)**にもあたります。十二直は、その名の通り不要なものを取り除く意味を持つ**「除(のぞく)」**です。
月齢は**10.0**。9月19日の上弦を越えた月は、9月27日午前1時49分ごろの満月へ向かって、日に日に光を増しています。東京では月の出が14時44分ごろで、月の明るい部分はおよそ4分の3まで育っています。
そして9月23日には**秋分**を迎えます。昼と夜の長さが近づく、大きな季節の境目はもうすぐそこです。
今日のテーマ
**「増やす前に、ひとつ減らす」**
月は今、満月へ向かって満ちています。
一般に満ちていく月の時期は、
**育てる・広げる・積み重ねる**
という象徴で捉えることができます。
ところが今日の十二直は「除」。
つまり、月は「増やす」方向へ進みながら、暦は「取り除く」ことを示しています。
一見すると反対のようですが、実はとても大切な組み合わせです。
植物も、ただ枝を増やせばよく育つわけではありません。
必要のない枝を落とすことで、本当に育てたいところへ力が集まります。
人も同じです。
やりたいことを増やし続ける。
人間関係を増やし続ける。
情報を入れ続ける。
物を買い続ける。
そうしているうちに、
**「自分は本当は何を大切にしたかったのだろう」**
ということが分からなくなる時があります。
今日は何かを新しく加える前に、
**「これは今の自分に、本当に必要だろうか」**
と一度問いかけてみてください。
「除」は捨てることだけではありません
十二直の「除」は、障りとなるものを取り除く日という意味を持っています。
神職の立場から考えるなら、これは**祓い**にも通じるところがあります。
祓うというと、
「悪いものを追い払う」
という印象を持つ方もいるでしょう。
しかし、祓いの本質は、それだけではありません。
余計なものを取り除き、
**本来の自分へ戻っていく。**
それも祓いです。
今日なら、
使っていない物を一つ処分する。
スマートフォンの不要な情報を整理する。
先延ばしにしていたことを一つ終わらせる。
心の中で何度も繰り返している怒りを、一度横へ置いてみる。
そんなことで構いません。
大きな断捨離をする必要はありません。
**一つだけ余白を作る。**
それを今日の小さな禊ぎとしてみてください。
社日 — 土地への感謝を思い出す日
今日は**秋の社日**でもあります。
社日は春と秋に巡ってくる雑節で、土地の神、すなわち産土や農耕に関わる神々へ感謝する日として大切にされてきました。
現代では、私たちは「土地に生かされている」という感覚を忘れがちです。
けれど、どこに住んでいても、
その土地の水を使い、
その土地の道を歩き、
その土地の空気の中で暮らしています。
今日、外へ出た時にほんの一瞬でも、
**「この土地で今日も暮らさせていただいている」**
と思ってみてください。
神社へ参拝できる方は、氏神様や鎮守様へお参りするのもよいでしょう。
お願いをする必要はありません。
**「いつもこの土地でお守りいただき、ありがとうございます」**
それだけで十分です。
### 彼岸だからこそ「つながり」を考える
そして今は秋の彼岸です。
さらに今日は**敬老の日**でもあります。([ウェザーニュース][1])
偶然ではありますが、「受け継ぐ」ということを考えるには、とても象徴的な一日です。
私たちは、何もないところから突然生まれてきたわけではありません。
御先祖がいて、
父母がいて、
育ててくれた人がいて、
教えてくれた人がいて、
今の自分があります。
だから今日は、
**「自分は何を受け取ってきただろう」**
と考えてみてください。
財産だけではありません。
考え方。
言葉。
料理。
仕事。
生き方。
優しさ。
あるいは、
「自分はこうならないようにしよう」
と思った経験でさえ、人生を形づくった大切なものかもしれません。
良いものだけを受け継ぐ必要もありません。
いただいたものを自分なりに整え、
**次の人へ少し良い形にして渡していく。**
それも、御先祖への一つの恩返しなのだと思います。
### 赤口について
今日の六曜は**赤口**です。
一般には正午前後を除いて慎重に過ごす日とされ、火や刃物にも注意するといわれています。([ひごよ][3])
ただし六曜は、神道そのものの教えではありません。
ですから、
「赤口だから悪いことが起こる」
と怖がる必要はありません。
今日はむしろ、
**「慌てない」
「感情で決めない」
「一呼吸おいてから動く」**
という戒めとして受け取ってみてください。
少し慎重になるだけで避けられることは、意外にたくさんあります。
神職として今日おすすめしたいこと
今日は、できれば玄関を少し掃いてみてください。
玄関は、人だけではなく、日々さまざまな御縁が出入りする場所でもあります。
靴をそろえる。
砂や埃を掃く。
不要なものを一つ片づける。
そして神前に立てる方は、
**「今日までこの土地でお守りいただき、ありがとうございます。不要なものを祓い、いただいた御縁と命を大切に使えますよう、お導きください」**
と静かに申し上げてみてください。
今日は何かを強く願う日というより、
**感謝して、整えて、余白を作る日。**
それで十分です。
今日の言葉
**「手放すことは、失うことではない。大切なものを大切にするために、余白をつくること。」**
月は満ちています。
けれど私たちは、何もかも抱え込む必要はありません。
秋分を目前に控えた今日は、
**何を増やすかではなく、何を残したいのか。**
そこへ一度、心を向けてみてください。
いらないものを一つ手放し、
いただいているものに一つ感謝する。
それだけでも、心の中には小さな清浄が生まれます。
今日は、**「祓いと感謝」から次の流れを整える一日**として過ごしてみてください。🌔
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