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2020年お盆コラム:姫皇子先生

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満杯

お盆の由来と幸せを呼ぶおまじない

皆さまこんにちは
鑑定師姫皇子です。
今年は梅雨らしい雨の多いお天気となりました。
災害に見舞われてしまった地域の方には心からお見舞い申し上げます。

太陽が顔を出すとジリジリと焼けつくような暑さを感じる夏がすぐそこまで来ています。
今回はお盆の由来と、夏の暑さに負けず、元気に、そして幸せになれるおまじないを紹介させていただきます。
最後までおつき合いいただけたら嬉しいです。

お盆は一般的にご先祖さまを供養する日とされています。
諸説あるようですが、その中でも少し面白いなと思うお話をさせてください。
仏陀の弟子のなかに目連という人がいました。
厳しい修行の末、神通力を身につけ、亡くなった母親の今を知りたくて神通力を使ったところ、母親は餓鬼道に落ちてしまっていました。
食べ物はそばに近づくと青い炎となって消えてしまい、常に飢えと乾きに苦しんでいます。
目連は仏陀にどうしたら助かるかと助言を求めに行きました。
仏陀は8月の15日に尊い人たちの集まりがあるからその人たちにできる限りのおもてなしをするように助言されました。
目連は言われた通りに心からのおもてなしをしたところ、餓鬼道から母親が天上に迎え入れられ、それを見た目連が嬉しさのあまり踊った(盆踊り)というお話です。

何がいいたいのかというと、仏陀は母親に供養するようにではなく、他人に施すよう言われたということです。
つまり元々は自分の先祖ではなく、他者におもてなしをすることで先祖が救われるということだったのです。
今の時代、先祖を大切にする、お盆の時期にご先祖さまをお迎えをして、もてなしてお見送りするということが定着していますが、他人にも思いやりを持つことが大切だということを説かれているようです。
自分のためだけに、良い行いをするのではなく、他者に対してもなにかを分け与えるということが大事なのですね。


では他者にもおもてなしをすることのできる、自分も他の人も幸せになれるおまじないを紹介します。
そもそもおまじないとはなんでしょう。
漢字で書くと「まじない」は「呪い」となります。
大抵の人は「のろい」と読んでしまうと思いますが、のろいだけではなく、まじないと読むということも覚えておいてください。
のろいとまじないを区別するために、まじないはひらがなで表記されることが一般的です。
その違いはなにかというと、ズバリ対象の目的の違いです。
対象者の幸せを願うものがおまじないで、不幸を呼ぼうとするものが呪いです。
ただ、幸せを願うものでもおまじないのやり方によっては呪いといわれるものに近いやり方もあり、その世界の人たちの中でもはっきりと区別がついているわけではありません。
なので一般的には目的の違いでおまじないと呪いの区別をつけるようにしているようです。

おまじない(呪い)とは、神秘的な力を借りて災いを引き起こしたり、取り除いたりすることです。
人の願いの力だけでは足りない部分を神様から力をお借りして望みを叶える、というものです。
その神様からの力を借りるために、媒体として呪具を使うのです。
その呪具は、糸だったり石だったり薬草だったりと、目的によって違います。
毎日行うことで気持ちを蓄積し、願いを叶えるための力をためるものもあれば、その日すぐに効果の出るものもあります。
今回は幸せを願うおまじないを、簡単に出来る方法で紹介します。
毎日行っても良いですし、気持ちが落ち込んでいるときだけでも良い方法です。
夏に限らず一年中いつでもやっていただけます。
気軽に試してみてください。

私は気持ちの切り替えをするときに香りの力をお借りしています。
うつうつとした気分を切り替えるときや、ツラいときに前向きになるように、興奮したときに落ち着くためにも利用しています。
医学的にこういうときにはこれがいいといわれているものはありますが、私はあまりこだわりません。
好きな香りを好きなときに楽しむのがいちばんだからです。
一日の始まりに好きな香りをかぐことで、香りと心とオーラを結びつけ、幸せを引き寄せてくれます。
ものは試し、まずはやってみましょう。



まず、好きな香りを準備します。
朝起きたら立ち上がってその香りをかぎます。
10秒から30秒くらいで香りを充分に堪能したら、両腕を肩の高さに左右に開きます。
軽く上を向き両腕と首からおへそのラインで十字を意識してください。
首や腕を下ろしながら息を吐き、吐ききったらまた上を見ながら腕をあげてゆっくり息を吸います。
3回ほど繰り返したあと両腕を下げ、前を向き、目をつぶってゆっくりと呼吸をしながら、目の前の空間に大きく「幸」と書きましょう。
気持ちが落ち着いて目を開けたくなったらおしまいです。
ゆっくり目をあけて、いつも通りの生活をスタートしてください。

朝、起きて一番にするのが効果的なので、簡単に香りを用意できる方法を選んでください。
お香を炊いたりアロマオイルを使っても構いませんが、朝の少しボーッとした頭で火を使ったりするのが心配な方は置き型やスプレー式のお部屋の芳香剤でも十分です。
普段からお部屋に置いている方は香りを感じられるくらい近くによせてください。スプレーを併用すると違う香りも楽しめます。
ただし、ちゃんと好きな香りにしてくださいね。
嫌な臭いはいつまでも鼻に残りますから、好きな香りでなくてはなりません。
目の前に書く字はその日の気持ちにあわせて変えてもいいですよ。
元気が必要なら「元気」「力」など。
私はイライラしてるなと思うと「優」を書いたりします。
書き順、誤字、気にしません。
想いが伝わることが大切です。


家のなかでふんわりと好きな香りをかぐと、本人が気づかなくても気持ちが上がります。
いい香りに包まれると、どんなにツラい悩みがあっても心が落ち着きを取り戻します。
そしておまじないのおかげで、その力が一日中持続します。
毎日笑顔で過ごせて幸せを引き寄せてくれるなんてとても素敵だと思いませんか?
あなたの笑顔が周りを引き込み、周囲の人たちも幸せな気分になります。
そんなおまじないなら喜んで続けていけると思います。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。

あ、ひとつだけ注意点を。
お部屋の芳香剤でも効果には問題ありませんが、鼻を近づけて思いっきり吸い込んだりしませんように。
強烈な匂いはかえって気持ちを盛り下げます。
あくまでも香りを楽しむことが目的です。
自分のちょうど良い加減で試してくださいね。

最後に、おまじないはおまじないです。
やらなきゃいけないということではありませんし、やったからといってその願いが必ず叶うものでもありません。
でもおまじないをすることで、少しでも気持ちに力を持たせることができます。おまじないを信じられる心の余裕を大切にする事が、願いを叶えられる力に繋がります。

皆さまの素敵な毎日に少しでもお役に立てますように…



最後までお読みいただきましてありがとうございましたm(_ _)m
心から感謝申し上げます。

鑑定師 姫皇子