占い師 姫皇子 活動実績
【2022年に起こりうる事〜そしてその先へ〜】
近年新型コロナウイルスの影響で、世界中の人々にたくさんの混乱が訪れています。コロナの影響がなかった人は全くいないといっても間違いではないでしょう。
そんな混乱極める現在、新型コロナウイルスの終息が見えない中で、新しく迎える2022年はどんな風になっていくのでしょうか。
まずはタロットカードで来年一年の全体運を占ってみました。
10 of sword(剣の10)
3 of wands(棒の3)
The Emperor(皇帝)逆位置
苦しみ、痛み、一時的に終息は見えるものの、論争や傲慢による統率のとれない混乱がまだまだ続くようです。
原因がコロナに限ったことではないかもしれませんが、やはり平穏な一年を過ごすということはまだまだ先になりそうです。
でも良い兆しもある、とのことです。完全にコロナの終息が訪れなくても、受け入れることで新たな道が開けてくるようです。
つまり、未来はこれから皆さんで作っていけるのだということですね。
2020年から今まで、働き方や生活様式まで、たくさんの変化があったと思います。それはとても大変だったことでしょう。でも決して人生にマイナスを与えただけではありません。
新しい働き方、新しい生活環境、新しい価値感が生まれて、今まで認めてもらえなかったことが社会全体で受け入れる流れができました。もちろん全てが受け入れられるわけではなかったり、まだまだ足りないこともありますが、それらに目を向ける良いきっかけとなったこともあります。テレワークや電子マネー決済はもとより、遠隔授業や電子カルテの医療機関同士の共有なども実用化に向けて着々と進んでいるようです。
昔から日本人は特に人と人との関わりを大切にしてきたこともあり、簡単には馴染まなかったことですが、新型コロナウイルスの影響とはいえ、実際に導入をせざるを得なく、結果良い方向に向かうものもありました。
このように新型コロナウイルスは良くも悪くも社会情勢に深く関わりを持つことになりました。そして新型コロナウイルスは人と人との関わりにも大きな影響を与えました。レストランや映画館などの飲食店や遊興施設がお休みになることで、デートも儘ならないといったこともあったでしょう。かといっていきなり釣りやキャンプなどのアウトドアにも抵抗がある、なんて方々は本当にどうして良いかわからなかったという意見も聞かれました。ステイホームの時間が長くなることで、家族間での価値感の違いやおうち時間の過ごし方についていろいろ論議もまきおこりました。今まであまり気にして来なかったことまで、問題が浮き彫りになってきたようです。
世の中の変化はもちろんですが、時間の使い方や生活様式の変化によって、自分自身を見つめなおす良いきっかけになった人たちもたくさんいました。私の周りでも新型コロナウイルスの影響を受けて、都会の人混みを避けて田舎暮らしを検討する人たちも出てきています。新型コロナウイルスの影響がなければ思いもよらなかったことだと話していましたが、自分達の生活スタイルの変化にともなって、ゆっくり考えることができたようです。
こんな風に自由が利く人であれば、そういう選択肢もあるでしょう。でも大半の人たちは今の生活環境のなかでお仕事や通学を続けていかなければなりません。
そういう方々にはどんな2022年が待っているのでしょうか。今度はどんな良いことが起こり得るか、タロットを開いてみましょう。
Queen ofs word(剣のクイーン)
Temperance(節制)
The Moon(月)逆位置
機知に富み、新しいアイデアで乗り越えることができるようです。受容性が高まり、物事を受け入れます。
受けた影響を過去のものとし、夜明けを待つ心のように冷静に時の流れを待つことができます。
どうしても新型コロナウイルスの影響からの答えが強くなりますが、それでも新しい環境に適応し、変化を受け入れ、さらに発展させていくことに繋がる前向きなカードが出ました。もちろん、簡単にはなかったものとすることはできません。だからこそ受け入れる気持ちが大切で、新たな出発点としてスタートできるきっかけを探しことができるようになるようです。
前向きに、とはいったもののどうすることで前を向くことができるでしょうか。新型コロナウイルスの影響で収入が減ったり、生活が不安定になったり、会いたい人にも簡単に会えず、苦手な注射を打つ羽目になったり。とても良いこととは思えないようなことがたくさんあって、ついついツラいことに目がいってしまうことが多いこの時に、前を向いていきましょうといわれてもピンとくる人は少ないと思います。それは当然の反応でしょう。
でも、だからこそ前を向く意義があるのです。具体的に前向きになれるようにしていくにはいくつかの段階があります。人によってそれぞれスタート位置が違いますから、自分が感じている近いところから考えてみてください。
まずは気分が落ち込んで何に苦しんでいるのかもわからないけれど、なにもしたくない、考えたくないという状況です。なにもしたくなくても喉は乾きます。お腹はすいてきます。寒さを感じます。
それが第一段階です。つまり、自分が生きているということを実感してください。そう、生きているのです。何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、意識することはとても大切なことなのです。仕事や家事で時間に追われ、やらなくてはならないことが常にあるようなとき、人は当たり前のことを忘れてしまいます。そして自分のできる範囲を越えてしまうと、目を背けて見ないふりや知らん顔をしたくなります。そしてそうすることで自分の存在意義も見失ってしまうのです。まずは生きていることを実感してください。
次は何が一番の問題なのかを考えましょう。人間関係、恋愛問題、お金や生活環境などなど、いろいろあると思います。複数になる人もいるでしょう。収入が減って生活が苦しい、仕事を変えたくても変えられない、嫌な上司と仕事をするのが嫌でも生活のためには辞められないとか、好きな人に振り向いてもらえない、好きな人の気持ちがわからない、別れたくても離れられない、などということもあるでしょう。さらには何を悩んでるのかわからないなんてこともあるかもしれません。目をつぶって何か一番嫌なことかを感じてみてください。それを見つけることでストレスの軽減になります。解決しなくても気持ちが楽になります。先の見えない暗闇の中でただもがいて苦しむより、同じ暗闇の中でも向かう方向を定めることで落ち着きを取り戻します。
それが第二段階なのです。
そして目標が見つかったのなら、進める道を探しましょう。動ける状態でないのなら、その環境の中でより良くなることを考えます。できなくても良いのです。思いつくことが大切です。こうしてみよう、こうすると良くなるかもしれない、これならできるかも。そういう気持ちが出てくれば、それはもう前向きになっているのです。問題が解決することは一番良いことですが、それに続く道を見つけることが、前向きになるということです。
そして2022年ではそういうことを考えて道を見つけるのに最適な環境になる可能性が高いのです。いきなり解決することは難しくても、前向きに努力する勇気を持てる年です。今苦しくても、きっと暗闇の先にぼんやりと、あるいははっきりと、光が射してくるでしょう。
それでは次に2022年に起きやすい悪いことをカードで占ってみます。
Page of wands(棒のページ)逆位置
7 of pentacles(金貨の7)逆位置
Knight of swords(剣のナイト)逆位置
決断力のなさが災いして裏切りにあったり、決めたことも三日坊主になりやすいようです。金銭の貸し借りでもめたり、賭け事には運が向かないことが多いです。
人との関わりも強情になりやすく、口論になったり、恨みを残す結果になります。うぬぼれから失敗に陥ることもあるようです。
せっかく前向きになって努力をしようとしても、人との関わりをおろそかにすると上手くいかないようです。やると決めたことをしっかりとやりとげることはとても大切です。でも、お仕事などで一人でやれることではないことは、やはり人との関わりも大切です。話し合いをして決めたことは途中でふらふらすることなく進んでいきましょう。壁に当たったらまた、周りと相談をすれば良いのです。壁に当たらないアイデアをもらったなら、受け入れましょう。前に進むことが重要です。大変なことでも一人ではないので乗り越えられます。一人で突き進むとまた暗闇の中で道を見失います。周りの協力を仰ぐことは恥ずかしいことではありません。苦しくてすぐに諦めてしまうくらいなら、周りと協力をして進んでいくことを選びましょう。
金銭のやり取りには十分に気をつけることが大事です。気心がしれている相手でも同じです。飲み代の貸し借りくらいと思いがちですが、思わぬしっぺ返しをくらいます。貸したつもりが奢ったことになっていたり、返すつもりでも忘れてしまったり、そんなトラブルがおきやすいのです。結果、口論になったり、恨みを残すようなことになりかねません。小さなことと見逃さずに、しっかりと確認をしましょう。
賭け事、いわゆるギャンブル性の高いものもあまり気楽に関わらない方が良さそうです。初めは良くても必ず負けがこみ、ますますのめり込んでしまう状況になります。遊びと割りきった、負けても良い金額を越えての賭け事はお薦めできません。
前向きに努力していると上手くいくことも増えてきます。そこで気が楽になり、手を抜いてしまうとせっかく積み重ねた努力が水の泡となります。そうなると周りの信頼もなくし、また努力しようとしても協力を得られなくなります。慢心やうぬぼれることなく、努力はコツコツと続けてください。揺るぎない結果が出るまでは気を抜いてはいけないようです。
それでは最後に2022年に期待できることを占ってみます。
The Hanged Man(吊られた男)
King of wands(棒のキング)
8of pentacles(金貨の8)
試練に耐え、逆転する力を持つことができます。自己犠牲を払った分報われることも期待できるでしょう。
物事の移り変わりを表します。環境が好転していくようです。
献身的に家庭への愛情を表すことができそうです。誠実で偉大な存在感を示すことができそうです。
学習意欲が増し、長い目で先を見通すことができます。やがてそれは野望となるようです。
コロナ禍のような試練を与えられ、苦しんでいたことも、それを受け入れ変化が起きてきます。そして好転させる糸口が掴める可能性があります。苦しみの中でも前向きになり、努力は報われる方向に流れが変わってきます。つまり、今まで努力していた人には幸運や結果が出てきます。苦しい思いをしていた時期を抜け出せるきっかけが訪れるでしょう。
家族に対しても今まで以上に愛情を持って接することができるようになります。ステイホームで今まで見えていなかったことがわかることで、家族の大切さや思いやりを持つ行動ができるようになるようです。家事に見向きもしなかった大黒柱が感謝を表してくれるだけでもどんなにか家庭が温かいものとなるか、良くわかることとなりそうです。軋み始めていた歯車に潤滑油が注がれ、結束力を持つことでしょう。
時間にゆとりを持てたことで、学習意欲が湧いてきます。自分に何が足りないのか、何を求められているのか、良くわかることとなりそうです。資格を取るという目に見える成果だけではなく、人間性にも関わるものを身につけることができそうです。そしてその結果、新しい目標を持つことができ、新たな一歩を踏み出すきっかけとなります。失いかけてた夢にももう一度チャレンジすることができるでしょう。
いかがでしたか?
2022年、どんなことに気をつけてどんな風にしていったら良いか、何となく流れが見えてきたようです。もちろん全員が当てはまるというわけにはいかないかもしれません。でも、2022年に起こりうることがわかると、その流れに乗るために必要なことがわかります。大きな結果を得られる人もいるでしょう。そうでない人もいるかもしれません。でも、努力の実りやすい年というのはいつもいつもやってくるわけではありません。努力は必ずしも報われるとは限りませんが、努力をしていないと報われることはないのです。
新型コロナウイルスの影響が出てから、思いもよらないことが起きて当たり前にできていたことができなくなるということがたくさんありました。海外では日本よりもっと厳しい状況にあるところもたくさんあります。今でこそ新規感染者数が落ち着いている日本ですが、もう増えることはないとは言いきれません。それでも努力が実る可能性があるということは、本当に努力の賜物です。望まない試練や望まない努力だったかもしれません。それでもその苦しみを越えた先に、自分の可能性を見いだすチャンスがあるのです。このチャンスを逃さないためにも、まだまだできることがあります。まずは前向きに努力をし、周りに思いやりを持ち、その気持ちを示し、楽な道を選ばず、努力を続けてください。
きっとその先に、思い描いていた幸福の扉があります。
ぜひ皆様にとって2022年が素晴らしい年となりますように。
最後に新型コロナウイルスで亡くなられたたくさんの方々に心からご冥福をお祈り致します。
鑑定師 姫皇子
お盆の由来と幸せを呼ぶおまじない
皆さまこんにちは
鑑定師姫皇子です。
今年は梅雨らしい雨の多いお天気となりました。
災害に見舞われてしまった地域の方には心からお見舞い申し上げます。
太陽が顔を出すとジリジリと焼けつくような暑さを感じる夏がすぐそこまで来ています。
今回はお盆の由来と、夏の暑さに負けず、元気に、そして幸せになれるおまじないを紹介させていただきます。
最後までおつき合いいただけたら嬉しいです。
お盆は一般的にご先祖さまを供養する日とされています。
諸説あるようですが、その中でも少し面白いなと思うお話をさせてください。
仏陀の弟子のなかに目連という人がいました。
厳しい修行の末、神通力を身につけ、亡くなった母親の今を知りたくて神通力を使ったところ、母親は餓鬼道に落ちてしまっていました。
食べ物はそばに近づくと青い炎となって消えてしまい、常に飢えと乾きに苦しんでいます。
目連は仏陀にどうしたら助かるかと助言を求めに行きました。
仏陀は8月の15日に尊い人たちの集まりがあるからその人たちにできる限りのおもてなしをするように助言されました。
目連は言われた通りに心からのおもてなしをしたところ、餓鬼道から母親が天上に迎え入れられ、それを見た目連が嬉しさのあまり踊った(盆踊り)というお話です。
何がいいたいのかというと、仏陀は母親に供養するようにではなく、他人に施すよう言われたということです。
つまり元々は自分の先祖ではなく、他者におもてなしをすることで先祖が救われるということだったのです。
今の時代、先祖を大切にする、お盆の時期にご先祖さまをお迎えをして、もてなしてお見送りするということが定着していますが、他人にも思いやりを持つことが大切だということを説かれているようです。
自分のためだけに、良い行いをするのではなく、他者に対してもなにかを分け与えるということが大事なのですね。
では他者にもおもてなしをすることのできる、自分も他の人も幸せになれるおまじないを紹介します。
そもそもおまじないとはなんでしょう。
漢字で書くと「まじない」は「呪い」となります。
大抵の人は「のろい」と読んでしまうと思いますが、のろいだけではなく、まじないと読むということも覚えておいてください。
のろいとまじないを区別するために、まじないはひらがなで表記されることが一般的です。
その違いはなにかというと、ズバリ対象の目的の違いです。
対象者の幸せを願うものがおまじないで、不幸を呼ぼうとするものが呪いです。
ただ、幸せを願うものでもおまじないのやり方によっては呪いといわれるものに近いやり方もあり、その世界の人たちの中でもはっきりと区別がついているわけではありません。
なので一般的には目的の違いでおまじないと呪いの区別をつけるようにしているようです。
おまじない(呪い)とは、神秘的な力を借りて災いを引き起こしたり、取り除いたりすることです。
人の願いの力だけでは足りない部分を神様から力をお借りして望みを叶える、というものです。
その神様からの力を借りるために、媒体として呪具を使うのです。
その呪具は、糸だったり石だったり薬草だったりと、目的によって違います。
毎日行うことで気持ちを蓄積し、願いを叶えるための力をためるものもあれば、その日すぐに効果の出るものもあります。
今回は幸せを願うおまじないを、簡単に出来る方法で紹介します。
毎日行っても良いですし、気持ちが落ち込んでいるときだけでも良い方法です。
夏に限らず一年中いつでもやっていただけます。
気軽に試してみてください。
私は気持ちの切り替えをするときに香りの力をお借りしています。
うつうつとした気分を切り替えるときや、ツラいときに前向きになるように、興奮したときに落ち着くためにも利用しています。
医学的にこういうときにはこれがいいといわれているものはありますが、私はあまりこだわりません。
好きな香りを好きなときに楽しむのがいちばんだからです。
一日の始まりに好きな香りをかぐことで、香りと心とオーラを結びつけ、幸せを引き寄せてくれます。
ものは試し、まずはやってみましょう。
まず、好きな香りを準備します。
朝起きたら立ち上がってその香りをかぎます。
10秒から30秒くらいで香りを充分に堪能したら、両腕を肩の高さに左右に開きます。
軽く上を向き両腕と首からおへそのラインで十字を意識してください。
首や腕を下ろしながら息を吐き、吐ききったらまた上を見ながら腕をあげてゆっくり息を吸います。
3回ほど繰り返したあと両腕を下げ、前を向き、目をつぶってゆっくりと呼吸をしながら、目の前の空間に大きく「幸」と書きましょう。
気持ちが落ち着いて目を開けたくなったらおしまいです。
ゆっくり目をあけて、いつも通りの生活をスタートしてください。
朝、起きて一番にするのが効果的なので、簡単に香りを用意できる方法を選んでください。
お香を炊いたりアロマオイルを使っても構いませんが、朝の少しボーッとした頭で火を使ったりするのが心配な方は置き型やスプレー式のお部屋の芳香剤でも十分です。
普段からお部屋に置いている方は香りを感じられるくらい近くによせてください。スプレーを併用すると違う香りも楽しめます。
ただし、ちゃんと好きな香りにしてくださいね。
嫌な臭いはいつまでも鼻に残りますから、好きな香りでなくてはなりません。
目の前に書く字はその日の気持ちにあわせて変えてもいいですよ。
元気が必要なら「元気」「力」など。
私はイライラしてるなと思うと「優」を書いたりします。
書き順、誤字、気にしません。
想いが伝わることが大切です。
家のなかでふんわりと好きな香りをかぐと、本人が気づかなくても気持ちが上がります。
いい香りに包まれると、どんなにツラい悩みがあっても心が落ち着きを取り戻します。
そしておまじないのおかげで、その力が一日中持続します。
毎日笑顔で過ごせて幸せを引き寄せてくれるなんてとても素敵だと思いませんか?
あなたの笑顔が周りを引き込み、周囲の人たちも幸せな気分になります。
そんなおまじないなら喜んで続けていけると思います。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
あ、ひとつだけ注意点を。
お部屋の芳香剤でも効果には問題ありませんが、鼻を近づけて思いっきり吸い込んだりしませんように。
強烈な匂いはかえって気持ちを盛り下げます。
あくまでも香りを楽しむことが目的です。
自分のちょうど良い加減で試してくださいね。
最後に、おまじないはおまじないです。
やらなきゃいけないということではありませんし、やったからといってその願いが必ず叶うものでもありません。
でもおまじないをすることで、少しでも気持ちに力を持たせることができます。おまじないを信じられる心の余裕を大切にする事が、願いを叶えられる力に繋がります。
皆さまの素敵な毎日に少しでもお役に立てますように…
最後までお読みいただきましてありがとうございましたm(_ _)m
心から感謝申し上げます。
鑑定師 姫皇子
日々の鑑定で思うことは、鑑定師は幸せでいないといけないということです。
お客さまのご相談を受ける鑑定師が、自分の悩みでがんじがらめでは視えるものも視えず、カードから伝わるメッセージも正しく読み取れません。
出来るだけ自分の感情を無にし、気持ちには余裕をもってお客さまのご相談を受けられるように努力しております。
とはいえ、常に悩みもなく幸せでいられるわけではありません。それでもいつも今が一番と思えるように後悔のない日々を送るように心がけています。
占い師であると同時に皆様と同じ世界に生きている者でもあります。
カードの世界と現実の狭間を繋ぐものとして皆さまのお役に立てるよう、精進してまいります。
新元号に変わることで起こる変化
〜運勢・運命・そして変わらないもの〜
5月1日にいよいよ新元号となり、新しい時代が幕を明けることとなりました。
平成から令和へ…
元号が変わることで起こる変化を占い師の視点から少しお話をさせてください。
元号が変わることで一番の変化は、運勢がリセットされることです。
下降気味の運勢がほぼ0の状態に、上昇中の運勢が勢いを増したり衰えたりします。
これは年や月が変わることでも大なり小なり起きていることですが、元号が変わることでも起きることは間違いないでしょう。
年や月が変わることでリセットをされるということはあまり知られておらず、その変化を感じる方も少ないのではないでしょうか。
でも、今月は嫌なことが多かった、来月は良いことが多いといいなと思われたり、今年の厄を落として新年を迎えたいと思うことは、新たな年月を迎えることで切り替えを図る無意識の行動なのだと思います。
つまり意識はしていなくとも、人には無意識に感じられるものがあるのでしょう。
では上昇中の運勢が衰えないように、下降気味の運勢が上昇に転じるようにするには何が必要か、ということを考えたいと思います。
難しそうなことをいっていますが、実は単純に意識をするだけでいいのです。
嫌なことがあったあと、気持ちを切り替えられずに引きずってしまうことはよくあることです。
でも、月が変わることで自然と気持ちが切り替わることがあります。
それは下降してマイナスの状況にあった運勢が、0に近く回復することで前向きな考えができる状態になるからです。
逆に良い状態にあった運勢が急に勢いを失うことがあります。
それは上手くいっているという流れに乗っているだけで、先のことを考えず楽をしてしまっていると、リセットされたときに上昇気流から外れてしまうためです。
年終わり、月終わりは特に意識をして今の状況はどうなのか、維持すべきか、それとも前向きになるべきかを見極めて、リセットされるときを過ごすことが大切です。
ただ、もちろん運勢には波があります。
良いときと悪いときが交互に訪れます。
どんなに努力をしても悪いときから抜け出せないときもあるでしょう。
逆になにもしなくても良い運勢に恵まれるときもあります。
だからこそ、その状態をより良い状況にするために意識が必要なのです。
意識とは結局気持ちの問題です。
悪いことが続き、なかなか立ち直れないときには静かに月末を待ちましょう。
好きな音楽をかけてリラックスをして、自分へのご褒美をあげてください。
そして前向きな気持ちをもって年初めや月初めを迎えることで、リセットされた運勢を勢いつけて上昇に転じましょう。
逆に良いことがあったときには感謝の気持ちをもって、自分をほめてあげてください。
良い運勢を保つには力が要ります。
周りに対する思いやりや優しさが、その運勢を保つ秘訣です。
優しさを押しつけるのではなく、さりげない心配りとその自己満足が鍵となります。
少し話がそれてしまいましたが、新たな元号になるのはひとつの時代の大きな変化です。
運勢のリセットがかかる大きなチャンスでもあります。
今の状況にあわせて、この先の自分の運勢の流れが良くなるか悪くなるかは皆さま次第です。
もちろん悪くなることを願われる方はいらっしゃらないでしょう。
幸せや素敵な人生を得るために、平成の最後をリラックスしながらゆったりと過ごし、新たな令和の幕開けを楽しまれることを心から願っております。
最後に、人の運勢は変わりやすいものです。こればかりは時代が変わっても元号が変わっても変わりません。
今が一番良いと思っていた次の瞬間には目の前が真っ暗になることが起こるかもしれません。
ある程度定められた運命とは違い、自分の気持ちひとつで状況を良くも悪くもできるのが運勢です。
常に良い運勢にはならなくても悪いときこそ前向きになって、運勢に振り回されるのではなく、運勢をコントロールしていくことができるよう、アドバイスさせていただければと思い、筆をとりました。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
令和の時代が皆さまにとって幸多きものとなりますように…
姫皇子