易占いは、細長い竹の棒(筮竹ぜいちく)を混ぜ合わせ、二つに分け、その分かれた内容をみて物事の吉凶を占います。
筮竹以外でも易占い専用のサイコロを使う占い師も多数います。
易占いは中国の周の時代に書かれた易経から生まれました。
易経は陰と陽のふたつの元素が森羅万象の変化法則のもととなり、すべてを形成しているという思想です。
その為、易占いでは陰、陽の組み合わせで占います。
易占いで占った結果を掛(か)といいますが、筮竹を混ぜ合わせ二つに分け陰、陽が生まれますが、易ではその根源を太極(陰でも陽でもない)といい、その太極から陰と陽が生まれ(それらを両義といいます)、さらに陰、陽それぞれが別れ、老陰、老陽、少陰、少陽となり(それらを四象といいます)、さらにそれぞれが分かれ乾、坤、震、巽、坎、離、艮、兌の八掛となります。
この八掛の状態を読み解くことにより、あなたの相談内容を占います。
易占いにはいくつか決まり事があります。
何度も何度も同じ内容を占うことは森羅万象を形成する自然を冒涜するとして、その後の結果(掛)自体、天は二度と占わないといわれています。
また易占いは、占いたいとき思った時こそが天が答えをくれるとしています。
なんだか難しそうな易占いですが、3枚のコインでも占うこともできますので、コインの表を陽、裏を陰としてご自身で占ってみてはいかがでしょうか。