占い師 煌れいら 活動実績
皆様こんにちは。占い師の 煌れいら と申します。
易・九星気学・干支から2024年・下半期の運勢を総合的にお伝え致します。
まずはキーワードですが「研ぎ澄まされた自分軸」となります。
これは周囲に迷惑をかける「我まま」とは全く別のものです。
7月には新札が発行され生活にも何かと変化が起きそうですが気を引き締めて参りましょう。
7月【易】…得卦(とくか)「火天大有(かてんたいゆう)」
*空に太陽がさんさんと輝く様子を表しています。
季節で言いますと真夏、時間帯ですと真昼、お天気はもちろん晴天です。
陽ざしも強く太陽からのエネルギーを思う存分に受けている状態です。
文字通り「所有する」という象意で、望むものは何でも手にしている状態のことで、
それは物質的にも精神的にも「持っている」、つまり不足がほぼ無い様子です。
◇内存する要素:互卦(ごか)「澤天夬(たくてんかい)」
*但し、この太陽は自分の全てを照らしますから見たくない部分も見えてしまいます。
また、自分以外の人も平等に照らしますので否が応でも比べてしまいます。
社会は自分の体と心の状態に合わせて動いているわけではありません。
そこが「火天大有」の注意点でもあります。
◇変化の兆し
*五爻変(ごこうへん)「乾為天(けんいてん)に之(ゆ)く」
「乾為天」は社長・地位肩書がある立場の人、という意味があります。
そのような立場の方から認められる兆しがある場合は受け入れると良いです。
また「首都」というキーワードもありますので自分軸を築くヒントにしてください。
*綜卦(そうか)「天火同人(てんかどうじん)」
志を同じくする者同志が集まるのですが、それには求める側の自分にも智慧が必要です。
ぼんやりしていると「同人」と集まるのではなく的外れな集まりになってしまいます。
*錯卦(さくか)「水地比(すいちひ)」
日照りで乾いた大地に水が沁み込むように人と人が結びつき合いますが、
打算的な目論見があれば良い人とは結びつくことはありません。
【九星気学】…「九紫火星(きゅうしかせい)」
*定位置は南で、9つの星で唯一五行の「火」を持つのが九紫火星です。
明るく動きが活発ですが、勢いよく新しい事に興味を持ちスグに飛びつくかと思えば
気持ちが一瞬で冷めてしまうこともあります。
特にお喋りが活発になったり、金銭の出入りも普段にも増して頻繁に起るでしょう。
但し物事がまとまる寸前に意外なところから横やりが入ってしまい、
一度取り壊しになってしまう可能性も秘めています。
【干支】…「辛未(かのとひつじ)」
*天干(てんかん)の「辛」は「金の陰」で、道具や装飾品として加工された物となります。
硬いのですが、地支が「未」で「土の陰」ですので埋もれてしまいがちです。
世に出て見つけてもらうには外から水で流して掘り起こしてもらわなければなりません。
◎全体運の確認(仕事・恋愛・金銭・健康運)
*全体的に観ますと、一見、問題が無さそうに思えます。
しかしながら自覚がなくとも、そこには凶運=心配の種が潜んでいます。
そして、その心配の種は次なるステップへのヒントを示してくれています。
焦らず万物を気長に育むように忍耐をもって取り組んでください。
お仕事では集客だけでなく収益を得て、純利益を上げるように行動していますか?
フロント・エンドからバックエンドへのCTAは適切でしょうか?
恋愛では自分の方が甘えすぎていませんか?また束縛し過ぎになっていませんか?
連絡がこないことを気にし過ぎてしまう自分の本当の心の状態はどうでしょうか?
金銭運を上げるために無駄遣いをしない事と、必要な自己投資のバランスは取れていますか?
世の中の動きを情報として得て、自分の財産管理に取り入れていますか?
食材は安心安全な物でしょうか?
逆に厳しく節制し過ぎて楽しみまでをゼロにしていませんか?
健康管理が気持よく自分軸を築くために役だっていますか?
◎お勧めの開運方法:良質の水を飲む
*今月は「火」の要素が強いからこそ、相剋の関係にある「水」が鍵となります。
人間の体は75%以上が「水」で出来ていますので、良い水を摂取することは大切です。
また経皮からも身体に水が吸収されますのでシャワーヘッドをつけて見るのも一案です。
1年に2回ほどは自分に合った「水」を見直してみると良いです。
8月【易】…得卦(とくか)「震為雷(しんいらい)」
*「重卦(ちょうか)」と呼ばれ同じ卦が重なります。
「雷」は大きな音を伴いますので、周囲を驚かせて一時的な変化を起こします。
この卦の教えには「震は百里を驚かせども、匕鬯(ひちょう)を喪(うしな)わず。」
というのがあります。
「匕鬯(ひちょう)」の「匕(ひ)」は神に供物を奉じる時のお匙で、
「鬯(ちょう)」は儀式に用いる香りの良いお酒のことを指しています。
非常時であっても大切な神事の最中であるならば君主は祭器と酒を放り出して逃げたりしない、
だから予期せぬ驚きの中にあっても大切なモノを手放したりしてはいけない、という教えです。
◇内存する要素:互卦(ごか)「水山蹇(すいざんけん)」
*これは「足を引っ張られて身動きが出来なくなりますよ」という警告です。
驚きの中で大事な物を手放すと困難に陥る恐れあり、という意味です。
◇変化の兆し
*初爻変(しょこうへん)「雷地豫(らいちよ)に之(ゆ)く」
事態急変に対し最初は驚きもするが、この驚きを基に事態を立て直せば緊張もほぐれ
自然と良い結果がもたらされるでしょう。
*綜卦(そうか)「艮為山(ごんいざん)」
雷鳴や地震で激しい動きがあるということは、その逆の「停止」の要素が事態のどこかに
潜んでいます。よく観察して逆の立場から思考してみると良いヒントが見つかるでしょう。
*錯卦(さくか)「巽為風(そんいふう)」
これも同じ「風」が2つある「重卦」ですが、雷とは違い激しい音はありません。
つまり周囲に気づかれにくく知らない間に入り込んでいた、となります。
風は入り込む物の形に囚われないので、入り込む先の形・状況を見極める必要があります。
【九星気学】…「八白土星(はっぱく土星)」
*定位置は北東で、「不動産・山」「一旦停止し切り替え」などの象意があります。
「切り替え」は実生活ですと「相続・引継ぎ」などの意味がありますが、
組織の中にあっては若者もベテランも、そしてベテランの補佐役も、
準備が整っている場合は悪縁が消滅し良き切り替えとなりますが、
そうでない場合は、例えますと水を含み過ぎた山の土のような状態で、
耐え切れなくなり崖崩れのような現象となってしまいます。
【干支】…「壬申(みずのえさる)」
*天干(てんかん)の「壬」は「陽の水」で、地支の「申」は「陽の金」で、
歴史で習う「壬申の乱」で有名です。
この皇位継承を巡った争いの全容を理解するには事前の出来事である
「大化の改心」や「白村江(はくそんこう)」の戦いを知らなければなりません。
これは「自分を知る」場合にも当てはまります。
判断がなかなか付かない場合は自分のルーツであるご先祖様へ思いを馳せ、
ひたすら感謝と供養を捧げますと、何となく「わかってくる・思いが湧いて」きます。
◎全体運の確認(仕事・恋愛・金銭・健康運)
全体的に観ますと、爆音が響くような認知しやすい出来事と、
その陰や裏で静かに進行している出来事の両方が起っているようです。
パニックに陥って大事な考えを忘れたり疎かにしたりしないよう冷静に判断しましょう。
仕事では、没になった案件や・上層部にまで上がらない新人社員からの提案で
実は鋭い指摘があった、等はないでしょうか?
恋愛では、言葉(=特に音)になっている明らかな相手の表情や書いた文字・言い回しと、
実は発せられていなくて隠されている相手の気持ちはないでしょうか?
金銭面では誰もが声高に報道する内容とは別に、小さく軽んじられているような情報で
実は後に影響を与えそうなマーケット情報はないでしょうか?
健康面では単なる肩こり・頭痛・湿疹・寝つきが悪いなど、すぐさま命に係わらなくても
未病が長引いているかも知れません。
◎お勧めの開運方法「生け花」を供え、自分の部屋にも飾る。
*自分の根本的なこと、目に見えにくい事柄、全ての源はやはり「ご先祖様」なのです。
自分軸を考える時には必ず元である「ご先祖さま」に想いを馳せてください。
仏壇の前でなくても良いですし、仏花用の花瓶でなくても良いです。
生ける時に必ず「ご先祖」に感謝の想いを心の中で伝えてください。
そして自分の部屋にも、自分を和ませる意味で生け花を飾ると良いでしょう。
9月【易】…得卦(とくか)「火風鼎(かふうてい)」
*「鼎」とは鍋・容器のことで、「風」に煽られて「火」が燃えているわけですから、
中に入っている食材をグツグツと煮るので食材の形は変わってしまいます。
このことから「素」の状態のものに手を加えてより良きものに変える、
トラブルを調整して収める、内面から変わり外部へ影響を与える、という意味があります。
*また取手が二つ付いた三脚の器であることから「三人で協力」という意味もあります。
◇内存する要素:互卦(ごか)「澤天夬(たくてんかい)」
*食材が別の形へと変わるので、それを人に当てはめますと何等かの決断をしなければならない、
それも受動的に変えられるのを待つのではなく自ら覚悟を決めて進まなければなりません。
◇変化の兆し
*五爻変(ごこうへん)「天風妬(てんぷうこう)」に之(ゆ)く
陽が5つ、陰が1つ、とバランスを欠いた状態で、偏りの軌道修正が必要です。
また偶然の出会い、特にパワフルな女性の参入や出逢いがあれば、
その強さの良し悪しも検証してください。
*綜卦(そうか)「澤火革(たくかかく)」
澤は五行で「水」、火はそのままで「火」、お互いに反発し合います。
物事の形・やり方などが変わる過程においては反発は避けられないのですが
度を超える場合は微調整が必要となります。
*錯卦(さくか)「水雷屯(すいらいちゅん)」
変化変容の後は何か新しい事が始まります。その時に体験するのは「産みの苦しみ」です。
初めてが故の苦しみは長くは続かず、初心者レベルを抜けるまで耐えて継続すると道は開けます。
【九星気学】…「七赤金星(ひちせききんせい)」
*定位置は西で、精錬された金属ですので道具や硬貨、
また「口」という象意から「お喋り・飲食・宴会」などの意味があります。
学問や芸術面で独創的なアイデアが会食の場での「ふとした言葉」から生まれるでしょう。
但しアイデアの言語化に失敗すると全てを一旦ゼロにしなければならない事態となりそうです。
【干支】…「癸酉(みずのととり)」
*「癸」は「陰の水」、「酉」は「陰の金」で、周囲の空気や変化に敏感になり、
人の輪に溶け込みやすくなりますが、公の場では押すよりも「やや引き気味」が良いでしょう。
外出時は西からの暴風雨に注意で、池や沼や水溜まりなど窪んだ場所に注意を払ってください。
◎全体運の確認(仕事・恋愛・金銭・健康運)
*全体的に観ますと「食」に関する事と「改革」が粒立ちます。
それらを仕事・恋愛・金銭・健康運に応用させて観ていきます。
*仕事では、改革した方が良い時期に来ていませんか?
また「改革」を阻止しているものは何でしょうか(人物・古い習慣など)?
スムーズに「改革」を実行する具体策を2~3挙げておくと良いです。
*恋愛面ではやはる「食事と楽しいお喋り」の関わりが大きいです。
特に初デートでは相手の苦手な食材を前もって尋ねておく方が良いです。
そして少しばかりのサプライズがあれば恋愛成就の成功率が高まります。
*金銭面では「得る」ことよりも先行投資の考え方で「出す」こと行うと良いです。
最終的に「得る」が勝れば良いので、GIVEすることを躊躇しないことです。
*健康面では夏の暑さからの疲れが出てくる頃で、9月は連休がありますが、
平日でも良いので、まとまったお休みを取り、静かな場所で「何もしない」ことで
体を充分に休めてください。
◎お奨めの開運方法:自然塩を味付けと浄化に用いる。
*「食」に関する「改革」ですが、これを一度にやろうとすると負担が大き過ぎて失敗します。
調味料1種類、つまり「自然塩」から始めてください。食材のうま味が変わります。
浄化に用いれば場の波動が上がります。
10月【易】…得卦(とくか)「火山旅(かざんりょ)」
*「旅」という字から、ウキウキ楽しい旅行、日常と違う空間を味わう…と、想像しがちです。
家を離れて知らない土地へ行き、現地での環境に驚き、慣れない事を体験し、
行先の新しい風土や地元の人との交流を通して逆に自己発見をする、という意味があります。
*新体験により好奇心は満たされますが、同時に疲れてしまうこともあります。
その疲れをいかに楽しいことへ変えていけるか、チャレンジ精神を試されているのです。
今まで蓄積してきた価値観が通用せず変化に適応していくのは並大抵のことではありません。
◇内存する要素:互卦(ごか)「澤風大過(たくふうたいか)」
*陰陽の「陽」が盛んになり過ぎて家の「棟撓(たわ)む」、つまり家が傾いてしまう程の
一大事で、実力以上に責任を負っている状態で、きちんと向き合っていくことが大事です。
◇変化の兆し
*五爻変(さんこうへん)「天山遯(てんざんとん)」に之(ゆ)く
「遯」とは逃げるとか退くという意味があり否定的な感じを受けるのですが、
「旅」の途中にあっては進むだけが賢いとは言えず引き返す勇気も必要です。
その時に必要なのはタイミングを掴み、瞬時に判断する勘となります。
*綜卦(そうか)「雷火豊(らいかほう)」
「豊」という字と、太陽(=火)の上に雷が鳴るという何とも盛大な印象を受けますが
良い状態というのは長くは続きませんし、誤魔化して手に入れた見せかけの豊かさは
後に手にした者を苦しめることになります。
*錯卦(さくか)「水澤節(すいたくせつ)」
澤にちょうど良い分量の水が溜まっている状態です。
多すぎず少な過ぎず、も腹八分目、心も「足るを知る」、その都度調節が必要です。
また「節」は「ふし」とも読むことができ一旦停止を意味shます。
【九星気学】…「六白金星(ろっぱくきんせい)」
*定位置は北西で、鉱石・父・天・高級品などの象意があります。
状況が急転直下で動き出しそうに見えて引継ぎなどは最終的に保留となる可能性が残ります。
【干支】…「甲戌(きのえね)」
*天干は「陽の木」で「大樹」を表し、地支の「戌」は「晩秋」を表します。
紅葉となり葉を落としますが、大木の力強さは変わりません。
また今年度の天干も「甲」であることから「甲の年・甲の月」と重なりますので
個人の運勢により吉と凶が出やすい運勢でもあります。
◎全体運の確認(仕事・恋愛・金銭・健康運)
*家を離れ正直に自分を見つめ、外からは見えなくても自分の内心の転換期となりそうです。
*仕事…ほぼほぼ大丈夫と思われていた改革も直線で上手く進まないとわかった時点では
勇気を持って一度足踏みをして再検討してみてください。
*恋愛…新しい出逢いを実現させるため、場所を変えてみると良いかも知れません。
場所を変えると波動が変わり、出逢う人の種類も変わります。
*金銭…全てを貯蓄に回すよりも内面を見つめるために、旅行に費やすのも負いでしょう。
なるべく少人数がよく、安全が確保されるなら一人旅がおすすめです。
*健康…体と心、両方が健康であることを目指したいものです。
心が病んでしまった時、つける薬は人それぞれですので、
周囲に惑わされ過ぎず、自分のやりたい事をすると良いです。
◎お奨めの開運法
*観光シーズンだから、ではなく、あくまでの自分の心を見つめ直すための旅をお奨め致します。
特定の宗教を信じるという意味ではなく、現地で人々が何を想い神社を創設したのか?を
学びつつ自分を振り返ることをお奨めします。
有名でなくても良いです。訪れる人が少なくても自分の中に「行ってみたい」という思いが
湧き上がるような神社が良いです。
11月【易】…得卦(とくか)「地水師(ちすいし)」
*地中に「水・水脈」がある状態で、万人が求めますので争いの種となり「戦い」が生じます。
この卦の一陽はリーダーシップを取る立場の人、あとの五陰はそれに従う立場の人、とみます。
この形が安定し指導能力の高いリーダーであれば一致団結して軍団となり戦いに臨めます。
全員がリーダーの立場で振る舞おうとすれば一枚岩の軍は形成されず状況は不利となります。
両者に優劣はなく自分は主導権を握る「陽」であるか、もしくは従う立場の「陰」であるかは
見極めが必要です。
◇内存する要素:互卦(ごか)「地雷復(ちらいふく)」
戦いが上手くいけば勝者となり復活する、と考えるのは明白ですが、
敗者となっても復活の道は残されています。
負けた原因は、ある意味で勝った原因よりも明確になりますから、
それはそのまま改善点となり復活への指標となるからです。
◇変化の兆し
*二爻変(にこうへん)「坤為地(こんいち)」に之(ゆ)く
指導者が妙な拘りを捨てる、叉は陰から的を射た援助があれば万事が平穏無事に済みます。
そうでなければ状態は混とんとして進みません。
*綜卦(そうか)「水地比(すいちひ)」
地中にある水が地上へ出て多くの人に有効利用されるなら親睦を得る事ができます。
大事なモノは隠れた場所で独り占めしない方が良いです。
*錯卦(さくか)「天下同人(てんかどうじん)」
各々が叡智を持ち、志を同じくしているならば同人(仲間)となります。
「師」という1つの軍団として「まとまる」には「同人」の要素が不可欠です。
【九星気学】…「五黄土星(ごおうどせい)」
同じ「土」でも二黒土星のように育んだり、また八白土星のように蓄積することもありません。
腐敗と再生という両極端な二面性があり、財の出入りや交渉事が影響を受けやすい月です。
今月は勢いが良すぎる事が仇となりやすく、また長男や若い男性の受難が予測されます。
【干支】…「乙亥(きのとい)」
天干の「乙」は「陰の木」で、地支の「亥」は「陰の水」です。
柔らかな曲線を描いて育つ草の蔓と、冬の水ですから外向きに活動する躍動感には欠けますが
自分の内面を見つめるには最適な干支が巡っています。
◎全体運の確認(仕事・恋愛・金銭・健康運)
*仕事上の戦いとは単刀直入に言うと「収益の有無」になります。
組織の一員であればリーダーは部下に気を配り、部下はリーダーを敬うことが出来ているか?
個人の場合はメンターやコンサルタント、または同業者と結団ができているか?
これらを再確認してみてください。
*1対1が恋愛の理想の人間関係ですので「群・軍として戦う」とは想像しにくいですが、
実はとても大切なことです。
自分の恋を成就させるためには、恋愛に集中できる環境が整っているでしょうか?
恋愛以外の事にエネルギーを消費しなければいけない心配事がある場合、
良い恋愛をスタート・継続することが難しいのです。
*お金の動きの根底にあるものは組織・団体であれ個人であれ、人の「感情」に在ります。
気落ちがどう動くか?我慢できるのか?が駆け引きの鍵となります。
逆に言うと「気持ち」をコントロールできれば財運は上がります。
*予防であれ治療であれ、健康な状態は1人では手に入れることが難しい場合があります。
専門家のアドバイスや治療を受ける、または同じ患者や予防者の立場の人から話を聴くなど
文字通り一人では無理なのです。
頼れる専門家はいますか?同じ悩みを聞いてくれる人はいますか?
◎お奨めの開運方法
*ウェビナーや、出来たら実際に足を運んで対面形式の講演会などに参加してみてください。
講演会の後に懇親会があれば、「群・団体」となり得る仲間も見つけることができます。
また「これは自分主導で進みたいけれど、あの点ではリーダー的存在の人に従いたいな」と
二極化に動く世の中にあって「研ぎ澄まされた自分軸」が鮮明になります。
12月【易】…得卦(とくか)「風澤中孚(ふうたくちゅうふ)」
*湖の水は流動することなく風を受けとめ水面にさざ波が生まれます。
このことから双方の信頼関係が成り立つと観ます。
または鳥が卵を抱えていている様子を表し、自然の摂理に従い期日を狂わすことなく
孵化することから「誠実さ」を表しています。
どのような人間関係であれお互いが正直で誠実であれば何事も大成功を納めます。
欲に基づいて行動するのではなく、真摯に向き合った結果として、孵化=花開くのが理想です。
◇内存する要素:互卦(ごか)「山雷頤(さんらいい)」
*口を大きく開いた形に似ている卦で「食物で体を養う」という他に
「口から発せられる言葉で徳を積む、逆に禍をもたらすこともある」などの意味があります。
せっかくの誠実さも、たった一言で消え失せる可能性に注意です。
◇変化の兆し
*二爻変(にこうへん)「風雷益(ふうらいえき)」に之(ゆ)く
誠実さがあり焦ったり遅すぎたりせず、タイミングが合えば何事も「益」に成り得る
良い兆しです。下顎でしっかり食材を噛みしめるイメージを持つと良いです。
*綜卦(そうか)「風澤中孚(ふうたくちゅうふ)」
これは物事を真逆の方から観で得る卦ですが、それでも「中孚」であるという有難い
変化の兆しです。これに甘んじることなく精進することが求められます。
*錯卦(さくか)「雷山小過(らいざんしょうか)」
目だって派手な行動を取らない方が良い、との警告です。
少し危うい状況ですので手堅く、腰を低くして物事を進めると良いです。
【九星気学】…「四緑木星(しろくもくせい)」
*定位置は東南の方位にあり、「風・整う・成長した木」などの意味があります。
この時期を迎えるまでに努力があれば信頼を得て良い話がまとまります。
また「遠方との縁」が生じやすいですが、ほんの少し希望に満たないご縁かもしれません。
特に、社会的に責任ある立場の人や女性でも影響力ある方にはご注意ください。
【干支】…「丙子(ひのえね)」
*天干は「陽の火」で「智慧・教育」を示し外向きに活発に動くという象意、
地支は「陽の水」で「大海原」を意味しますが、
「子」 の季節は真冬ですので「丙」とは五行が真逆になります。
相反する二つの様相が観て取れる場合はそのどちらも起る可能性がある、
また自ら起こすことができる、と捉えると良いです。
そして「良いとこ取り」で二面性の運勢が巡る時にしか出来ないことが実行可能です。
◎全体運の確認(仕事・恋愛・金銭・健康運)
*仕事では純利益を出すことが最終目標とされますが、
それを追求するがために誠実さを欠いていないでしょうか?
買い手・売り手・世間の「三方よし」を目指しバランスを取ってください。
*恋愛では自分を良く見せようとして言葉を盛ったりしていませんか?
また謙虚さと自分を卑下することの区別はできているでしょうか?
*自分が提供する正統な物品・サービス・労働を適切に言語化できていますか?
そして、それらに似合うきちんとした対価を得ていますか?
*冬でも運動をしたり暖房の効いた場所に長くいると汗をかきますが
その時に下着の交換をまめにしていますか?
汗をかいたままの下着を着用していると体温を奪われ体が冷えてしまいます。
◎お奨めの開運方法…祐氣取りの計画
*来月はまだ辰年の運勢で、年と月の盤が重なり良い運気を取り入れる大チャンスです。
自分にとっての吉方位に移動し宿泊しエネルギーチャージをするわけです。
個人により吉方位が違いますので、きちんと鑑定を受けて吉方位を知り
その方位への旅行を計画し必要な予約をすることをお奨め致します。
メッセージ
夏の暑さの中にあっては自分の「体力」を今一度見直さねばなりません。
太陽は世の中の万物にエネルギーを与えてくれる有難い存在ですが
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、なのです。
暑さに自分の体がやられ過ぎてはいないでしょうか?
涼しい場所で休息を取り、熱中症で倒れたりしないよう前の日から睡眠を充分に取る!
どうか自分の「体の声」に、しっかりと耳を傾けてください。
自分の体を知り労わることは自分軸には必要不可欠です。
余裕があれば深堀りして自分の体はどこからやって来たのか?
元の元はどこなのか?を問いかけると、より研ぎ澄まされた自分軸を築くことができます。
秋の風が心地よく吹き抜ける季節にはお食事を美味しく頂くことができます。
江戸時代の観相家(かんそうか=顔相を観る人)は「食は命なり」と述べています。
食べたものが直接、貴方(女)の体を作り、ひいては心をも作っていくのです。
まさに「自分軸」を築き上げることになります。
秋にはつい食べ過ぎてしまいますが、食べる量は八分目になっているでしょうか?
貴女が口にする食材は安全でしょうか?
そして何より食材の選択が自分軸の「研ぎ澄まし」に繋がっているでしょうか?
もちろん無闇に量を減らしたり、アレ駄目コレ駄目と厳し過ぎるのはよくありません。
楽しい食事は体のためだけでなく、心の栄養でもあるからです。
冬は寒いのでどうしても体の動きが鈍ってしまいます。
冬眠は動物だけのものでなく、人間も寒い中にあっては社会という外の世界よりも、
自分の内面を隠しごとなく見つめるのに適しています。
周囲の意見や世間一般的な考えとの接点がなく孤独に陥ってしまうかも知れません。
心にモヤモヤを抱えながらも掘り下げた行先には実は何もなかった…
でも、その時に初めて貴女の心の奥底と宇宙が繋がるのです。
その繋がりこそが強い味方で、外の世界が酷くてもそれに惑わされることなく
自分らしく淡々と前に進んでいけるのです。
このように、貴方(女)の体と心に大きな影響を与える食材選択と
深い心の内を何一つ隠し事なく見つめていく事が2024年・下期の大きなテーマとなります。
社会は二極化が進み、自分の居場所がわからず迷子のように感じてしまうかも知れません。
それでも自分を信じて凛として黙々と歩んで行ってください。
自分勝手に振る舞って周囲の人を傷つける、とは別のことになります。
自信を持って嘘偽りなく自分の内面を見つめて、誰にも奪う事が出来ない貴方(女)だけの
「研ぎ澄まされた自分軸」を築き上げ開運を自分で勝ち取っていくのです。
どうぞ遠慮することなく自分に自信を持ってください。
各月において巡る運勢は違いますが目指すゴールは「研ぎ澄まされた自分軸」を築くことです。
皆様が良き運勢に導かれ困難を乗り越え抱開運していかれますことをお祈り申し上げます。
煌れいら
皆様こんにちは。
2022年の7月から12月までを易を使い占ってみました。
月ごとに占いましたのでぜひ参考までにしてください。
皆様が良い下半期を過ごせるように。。。
●7月
山水蒙(さんすいもう)の五爻変(ごこうへん)風水渙(ふうすいかん)に之(ゆ)く
■全体運
*互卦(ごか):内側に含まれる象意「地雷復(ちらいふく)」
*綜卦(そうか):上下逆から観た象意「水雷屯(すいらいちゅん)」
*錯卦(さくか):陰陽を転換させた象意「澤火革(たくかかく)」
*経験が無い故に内面に問題を抱えており外へ出ようにもストップがかかり動きが取れない状態です。「教育」に関する卦ですのでこれを得ますと「私は学校勤務でもありませんし、学生という身分でもありません、どのように理解すれば良いのでしょうか?」というご質問をよく頂きます。自分がアドバイスを求める立場なのか、あるいは求められる立場なのか、によって考え方や取るべき行動が違ってきますので両面から観てまいります。
*アドバイスを求める立場にある場合は「一人でモンモンと悩んでいても解決しない」という卦です。
「蒙」とは赤ん坊が不安定な足取りでよちよち歩くがごとく草木がアチコチに生え伸びて屋根を覆っている状態です。この無造作に広がった草木はまるで解決の糸口を覆い隠しているかのようで悩める人にはその糸口が見えません。ですが専門家はその糸口を見つけて提示してくれるのです。
*もちろんご自分で出来るところまでは一生懸命なさってください。それでも尚、埒が開かない時に師と仰ぐ人に指示を求め「教育」を受けると良い、とこの卦は示しています。
*但し最初は上手く行かず「産みの苦しみ」を味わうことになるでしょうし(水雷屯)、古き悪しき慣習を破り新しい事を開始する時などは周囲との軋轢に悩まされることもあるでしょう(澤火革)。
ですが、自分で限界まで頑張った後に心の底から真のアドバイスを求める場合は現状を打破し良くないことは散って一皮剥けたように新しい道を進むことが可能になります(風水渙)。
*一方、アドバイスを求められる側の立場にいる人に必要な注意事項は「アドバイスを求める側が求めるまで安易に手を貸さない」ということです。この卦の説明の中に「童蒙来りて我に求む」というのがあります。もちろん命に係わるような深刻な状況であれば教える側から手を差し伸べてもかまいません。あくまでも基本は悩める人から先にアドバイスを求めるものであり、相談者の怠慢から安易にアドバイスを求られたり、アドバイスの内容の良し悪しを疑って二度三度と同じことを繰り返し尋ねてくるような場合はアドバイスをしない方が賢明です。
☆仕事運
自分の立場が部下・同僚・上司・取引先であれ、アドバイスを求める側であればできる限りのところまで頑張り、それを言葉にして専門家に明確に相談すると良きアドバイスを得ることができます。
アドバイスをする側であれば、じっくり相手を観察する、あるいは話をよく聴いて得意分野や興味のある分野を見つけてそれを話題にしながら相手の懐(ふところ)に静かに入って行くようにアドバイスをしてください。
☆恋愛運
これから恋愛の為に新しい出逢いを求める場合も、既にお付き合いがある場合でも自分の中のモヤモヤした気持ちが生じて、それが晴れてクリアになるのかならないのかを見極める時に来ているとみます。モヤモヤが消えたなら新たな良い出逢いがある、また既に決まった相手との仲が今まで以上に深まるでしょう。自分一人で無理に解決を試みたり、自分の気持ちに嘘をついて表面的にやり過ごすと後々に問題が大きくなって後悔をしそうです。
恋愛に関してアドバイスを求められたなら、相談者がなかなか口に出せないでいる部分を仕草や表情から見逃さずに読み取ってください。
☆対人関係
細かい事は相手の言う通りにしても良いですが、どうしても譲ることのできない事柄に対しては誠心誠意を尽くし丁寧に言葉でもって説明し相手に理解してもらうよう努力をしてください。
その時の相手の反応を含めて状況が分かってから良き師となる方にアドバイスを求めてください。
アドバイスを求められた場合は、状況によってはアドバイスをしないで唯々相談に来た方に悩みを吐き出してもらうだけで良い場合が多いので徹底的に耳を傾けてあげてください。
☆開運方法
*毎朝起きたらコップ一杯のお白湯(さゆ)をゆっくり噛むような感じで飲む。
自分の体の中から毒素を出すイメージをしながら飲むと良い。
☆ラッキーカラー
青・黒
●8月
風地観(ふうちかん)の三爻変(さんこうへん)、風山漸(ふうざんぜん)に之(ゆ)く
■全体運
*互卦(ごか):内側に含まれる象意「山地剥(さんちはく)」
*綜卦(そうか):上下逆から観た象意「地澤臨(ちたくりん)」
*錯卦(さくか):陰陽を転換させた象意「雷天大壮(らいてんたいそう)」
*大艮(だいごん)の象:陰陽を二本ずつまとめて観ると「艮(ごん)」と同じ象になる
*十二消長卦(じゅうにしょうちょうか):9月を表す
*「風地観」の「観」と言う字にはどのような意味が含まれているかと言いますとこれは二羽のコウノトリが口を揃えて並んでいる様子と、人が目を開いて物事を見ている様子を表しているのです。つまり「遠くに飛んでみる」という意味ですね。
この卦の上卦にも同じ象意が含まれているのです。 上卦は「風」ですから人や物の往来を表し、遠くへ飛び外を見て回るという意味なのです。
*ところが下卦は「地」ですから動きがありません。外を見て回るというよりは、じっくり足元を観察するという意味合いです。厳密には実際に距離を大きく離れて移動しようがしまいが観るべきは自分の内面である、というのがこの卦が真に意味するところです。それも瞳に映っている象を脳で受信して見るというよりは心眼(しんがん)で物事を深く観るというわけです。
*この卦の「観る」とは一般的には下の立場の者が上を観ることを意味します。例えとしては上の立場にある聖人が儀式のために手を洗って酒食を神に捧げようとする時、聖人の心に誠意があるならば、まだ手を洗っただけの時に既に儀式を観る人民の心は感化されている、つまり聖人の行う儀式だけでなくその御心=誠意を、人民は観ているのですから、そのような観察を心眼でしてくださいね、の意味なのです。綜卦が「地澤臨」ですから、逆に上の立場の者が下の立場の者を観察している、という意味もあります。
*また一人の人間でも観る立場と観られる立場の両方がありますので、この両方を日常生活に当てはめてみてください。いつも観ている側と思っている親が実は子供にとても細かい点を観られていた、あるいは教師が生徒に観られている、上司が部下に観られている、などです。
☆恋愛運
*相手の心の中をアレコレ気を揉んで探るのと同様に、自分自身の心の中も観察すると良いです。
「自分は一体どういう気持ちなのか?」「どういう恋愛関係を続けたいのか?」を冷静に見つめてください、という意味です。具体的に「○○という言い方は不快だ」とか「××という言葉は心地よい」といった具合に確認していくのです。自分の気持ちが不安定だと良い恋愛はできません。これから出逢いを求める人も、既に交際中の人も一人で静かに過ごせる時間をもってご自分の心に向き合うと良い、というのがこの卦の教えです。
二人で話し合うだけが恋愛感情を産んだり育んだりするわけではないということですね。
☆対人関係
*自分の心を自分が静かに観察するのがこの卦の第一義ですが、もちろん相手の気持ちも観察することになります。逆に相手も相手自身の心を観察していると同時に、こちらの気持ちも観察しているわけです。お互いに観察しつつ観察されつつ、というわけです。
*この時に目だけでなく心眼でも、そして時には聴覚・味覚・嗅覚・触覚を時にフル活用させて人の息の流れから世間の息の流れや、捉えどころの無い雰囲気や空気感、そして全ての現象の奥の奥を観ることが必要です。そうすれば対人関係の問題点が浮かび、今後に新たな人間関係を築く方法や維持する方法も自然とわかるようになります。
☆開運方法
*自宅から場所を変えて旅先でゆっくり過ごす。
*風地観の「観」という字から日本語の「観光」という言葉が生まれているのでこれに則り「観光」する。
但し行った先ではあちこち観光地を観て回るよりも一か所滞在型の観光が良い。
アクティビティやイベントを催ししているホテルに宿泊するのも一案。
自宅からの距離は問わない。同じ市内や都道府県内のお気に入りの宿泊所で良い。
☆ラッキーカラー
青・黄
●9月
山澤損(さんたくそん)の 三爻変(さんこうへん)、山天大畜(さんてんたいちく)に之(ゆ)く
■全体運
*互卦(ごか):内側に含まれる象意「地雷復(ちらいふく)」
*綜卦(そうか):上下逆から観た象意「風雷益(ふうらいえき)」
*錯卦(さくか):陰陽を転換させた象意「澤山咸(たくざんかん)」
*似卦(じか):似ている卦で、この場合は明智を意味する「離(り)」となる。
*包卦(ほうか):「乾」の中に「坤」が包まれている。
*元の意味は人民の富を減らし、その分を君主の収入へ回す、つまり下から上へと利益が流れることを表しています。これは君主一人を指していう場合もありますが、国家や政府のことであるとの捉え方があり税金の流れが相当します。個人で利益を独り占めしないで広く世の為・人の為にその利益が運用されるならば社会生活が潤い、いずれは人民も豊かになるというわけです。
*短くは「損して得取れ」や「負けるが勝ち」という風に説明されることが多いのがこの卦です。
でも永遠に損したままではありませんのでご安心ください。この卦の互卦は「地雷復」で、物事が復活する兆しを含んでいますし、綜卦は「風雷益」ですから損とは逆になります。
さらに今回は之卦で「山天大畜」を得ました。自暴自棄にならず利他に徹すれば後々に状況が良くなるでしょう。
*注意点は「いつかは自分の利益になるのだから」という下心ありきで「損」をしても何の得にもなりません。困った人を助ける、自分の持てる力を発揮する時はどうぞお相手が助けられて幸せになることだけを願いながら行ってください。「養生訓」の著者である江戸時代の儒学者貝原益軒は貝原損軒と呼ばれていました。損を益に変えたのはお亡くなりになるわずか7年前でした(享年85歳)。自分が損をして相手や社会を助けても、回り巡っていつかは自分の利益となると理解しておられたようです。
☆仕事運
*他人のミスを自分が補ったり、自分が資料を集めて考えた企画が他の人の名前で採用されたり、就職も第一希望のところでない、あるいは採用されても自分の資格や得意分野が活かされない職場であるかも知れません。
*また採用する立場ですと雇用後の短い間に辞められたり、人事異動で自分の推薦する部下が左遷される等、何かと自分が不利な立場に立たされている感じが拭えないのですが、それでも縁の下の力持ちとして置かれた状況で誠意を持って行動すると後々に状況が好転する、という卦です。
*他には商談の交渉や成立条件、取引などでも急いで良い結果を求めてしまうと良くありません。
後々の収益を考え今の今は「損して得取れ」を念頭に行動を取ると良いです。
☆恋愛運
*第一にはやはり「山澤損」ですからこれを念頭に置いて考えます。出逢いを求めておられる場合は他人ばかりが良い方と出逢って自分にはご縁がない、良いな〜と思っていた方は別の方と付き合い始めてしまわれた、といったことが起こりがちです。確かにこの卦の錯卦は「澤山咸」ですから若い男女がお互いに感じるところありという状況を表しており正に恋愛の状況にあるのです。
でも残念ながら「損」が第一義ですので最初は上手く進みません。
*この八卦は後になって思っていたより良い出逢いがあるなど、後から貴方(貴女)の良さに相手が気づく場合があるかも知れませんので今は焦らず心の平穏を保っておくのが鍵となります。
*既に恋愛関係にある場合は、相手ばかりが目立って褒められているように思う事があるかも知れません。これも「損」のなせる業ですので今暫くは相手を立てて縁の下の力持ちに徹しておれば時を経て自分側に「益」つまり良い思いをすることが起るでしょう。
☆対人関係
*理不尽だと思ってもそれは永遠には続かないので、今暫くは周囲の引き立て役に徹するのが賢明です。特に心に思ったことを直ぐに言葉に出してしまうと誤解をされやすいです。
一旦は言葉を飲み込んで、状況をよく見てから発言をしても遅くはありません。
*また自分に嬉しい事があっても、その嬉しい気持ちを出し過ぎてはしゃいでしまうと周囲から嫉妬される対象になりかねませんので、少し気持ちを抑えておくのが良いです。
☆開運方法
*星を観察したり、星型のグッズを身につける。
*常時携帯用と職場置き用の傘を用意し、急な雨に濡れないようにする。
*静かで落ち着いた雰囲気のある飲食店で過ごす。
☆ラッキーカラー
黄色・白色
●10月
地山謙(ちざんけん)の初爻変(しょこうへん)、地火明夷(ちかめいい)に之(ゆ)く
■全体運
*互卦(ごか):内側に含まれる象意「雷水解(らいすいかい)」
*綜卦(そうか):上下逆から観た象意「雷地豫(らいちよ)」
*錯卦(さくか):陰陽を転換させた象意「天澤履(てんたくり)」
*男子裸身の象:一陽五陰で三爻のみが陽である卦
*自分に何か良いところがあり、業績や利益を上げたなど誇り得るものが有るとしてもそれをひけらかさないという意味です。卑屈になり「いじけてしまう」こととは別です。
下卦が「山」なのでストップという象意であり外へ出さない、上卦は「地」であるので自分の外では(=社会では)従順でいる、という象意です。
*「山」は盛った土ですから高いのが当たり前ですが、その山が低い位置に降りてきている様子は本来の姿と逆になります。つまり上にあるものが下へ行き、下にあるものが上に行くので謙虚にしていれば上下でエネルギーの交流が生まれて何事も上手くいくのです。
*予期せぬ問題が起って驚くことがあるかも知れませんし、たとえ自分の手から何かが離れてしまう事があったとしてもそれは問題解決と運勢好転への一歩ですので、あくまでも落ち着いて謙虚さを貫いてください。そうすれば嬉しいことが起るでしょうし、その嬉しさに羽目を外さずに礼節を守っておればさらに周囲からの引き立てをも得ることができるでしょう。
☆仕事運
*この卦の説明の中に「君子有終」というのがあります。お仕事で経営者などトップの立場にいる方、あるいは部下がいて指示をして決定権がある立場の方は「え?終わるの?ダメなの?有終の美を飾ると言っても終わっちゃうの?」と理解してしまわれる方もあるようですが、これは誤解です。
*正しくは「謙虚でいることが上の立場に立つ者のあるべき『最終的な姿』である」、あるいは「謙虚でいると最終的には「良い終わり」がありますよ」の、意味です。
*自分にできる事があっても「能ある鷹は爪隠す」の方針を取り入れ、持てる「能」をさりげなく使うのが良いのです。
*また、今は部下のいる上の立場になくとも、お仕事で関わる人全てに対して謙虚にしていれば君子と同じように後に開運しますよ、の意味です。
☆恋愛運
*「男子裸身の象」の卦を得た時の恋愛には注意が必要です。一陽五陰の文字通り、男性一人に対して女性が5人居る象となっています。貴女が男性であるならモテモテ状態でありますが有頂天になっていますと男女関係で揉めることになります。思ってもみなかったちょっとした言葉遣いや仕草で相手に誤解を与えないよう注意が必要です。
*女性であるならライバルが4人もいて、自分を含め5人で一人の男性を追う形となりますがこの〇人というのはあくまで象徴ですので数に拘らなくともよいです。
ライバルと恋愛の勝負に勝つには、どうすれば良いのか?
まずが冒険や困難に打ち勝つ心の準備が必要です。「大きな川を渡る」ような気持ちですね。
多少濡れることもあるでしょうし、溺れそうになる危険なめにも遭うでしょうが、とにかく向こう岸まで渡るという覚悟で臨んでください。
そして、その時に周囲の助けや智慧を得るにはやはりこの卦が示す「謙虚さ」が必要です。
*この卦は全てが陰の中に陽が一つ飛び込んできたとして、もし妊娠を占った場合はその可能性あり、と解釈する観方もあります。
☆対人関係
*とにかく「実るほど頭が下がる稲穂かな」の示す通りの言動であれば対人関係で大きな問題が起こる事はないでしょう。自分の持てる財力や能力を自慢することは控えておく方が良いです。
*元々は二つの麦の束を同じ分量ずつ手で握っている状態が「謙」の表すところですので、もし自分が余分に何かを持っているのであれば、それを自分より少ない人へ分け与えることが良しとされます。
*これは「物」でなくてもかまいません。例えば何かが出来ない人の代わりにしてさしあげる、役立つ情報をまだ知らない人にさりげなく伝える、などでもかまいません。
☆開運方法
*ボランティア活動をする。
*根菜類を食べる。
☆ラッキーカラー
黄色・人から見えない所に何か赤色の物を身に付ける。
●11月
火水未済(かすいびせい)の上爻変(じょうこうへん)、雷水解(らいすいかい)に之(ゆ)く
■全体運
*互卦(ごか):内側に含まれる象意「水火既済(すいかきせい)」
*綜卦(そうか):上下逆から観た象意「水火既済(すいかきせい)」
*錯卦(さくか):陰陽を転換させた象意「水火既済(すいかきせい)」
*この卦は64卦ある中の最後なのですが「未済」ですから終わりを意味していないのです。
「終わり」を意味しているのは「火水既済(すいかきせい)」という卦で、一つ前の63番目になります。ですが、それがそっくりそのままこの卦の互卦・綜卦・錯卦の全てになっています。
*「終わったの?終わってないの?どっちなの?」と思わず問うてしまいますが、これは「終わっていない」のです。世の中のあらゆることは節目として一旦終わる、というのはありますが、そこから又新たな事が始まりますよ、というのがこの卦の象意です。
*この卦は全卦が本来あるべき陰陽の位置にない「不正」で未完成そのものを示しています。
上記のように何かが終わり別の事が始まるという意味もありますが、一つのことを完成させたと思っていても、実はまだまだ未完成であり更なる工夫が必要である、との意味もあります。禅僧の法灯国師から一編上人が言われた言葉に「未徹在(みてつざい)」というのがありますが、それと同じです。終わったと思って「もーいいかい?」と尋ねても「まーだだよ!」と返事がくるのです(笑)。
*下卦には水があるのでこれは自分側に困難があるとみなしますが、上卦には火がありますから離れた所には明るい未来が待っており、さらに今回は之卦(しか)で雷水解を得ていますので問題は解決の方向へ進むでしょう。お酒を少々たしなみ泰然とかまえて新たなスタートに向かうと良いという説明があります。もちろん飲み過ぎて頭までお酒に漬かるほどに飲む(=「飲酒濡首」)のはご法度です、と戒めています。
☆仕事運
*退職した、個人事業を廃業した、一つのプロジェクトを終えた、など何かを成し遂げて終えた場合と、思うような結果を得る事ができずに途中で終えてしまう場合とがあります。
いずれの場合も一応の区切りがある時に酒宴が催されることが多いのですが、飲み過ぎ注意です。
不要なことを口走って周囲を驚かせてしまい、もしかしたら酒食の席で新たなご縁を得ていたであろうチャンスを逃してしまうかも知れません。
*また三陰三陽ですので、あるべき物は揃ってはいるが配置が的を得ていないという状態です。
人材活用など適材適所となっているかどうか再確認し、必要なら人事移動を行ってください。
*就活中の方は一つの型が出来上がってしまっている職場よりもゼロから立ち上げるような業務であれば、たとえ最初の苦労はあってもやりがいを感じて務めることができるでしょう。
☆恋愛運
*男女共に異性関係が生じ三角関係も起きやすいので、少しくらいなら構わないだろうと安易に関係を築いて冒険を試みようとする気持ちは控えておいて賢明です。
*新たな出逢いもあるにはありますが、本当にご縁の深いお相手ではない、または出会おうとするタイミングに何かの邪魔がはいりお互い会う約束ができなかったりもします。
ですが焦らず根気よく自分らしく暮らしていれば後に良いタイミングでの出逢いがあるでしょう。
☆対人関係
*どことなくしっくり来ない、ピンと響かない、何か物足りないといったことを相手に感じてしまいがちです。ですが無理やりその方との人間関係を切ってしまったりまた故意に疎遠にしてしまう必要がありません。
*逆に相手も自分に対してそのように感じている可能性もあり、理由もわからず自分がその人から避けられるようなことがあっても気にする必要はありません。
*その方自身とは深いご縁がなくとも、その方のお知り合いとは深いご縁を得ることになるかも知れません。揉め事を起してしまうと、更なる別の繋がりも失うことになってしまいます。
☆開運方法
*図書館に行って本を読み、気に入れば借りて家で読んでも良い。
*講演会に参加して新たな学びを得る。
*鈴や風鈴など音が鳴るものを身に着ける、または部屋に飾るなどする。
☆ラッキーカラー
黒色・赤色・青色
●12月
水天需(すいてんじゅ)の五爻変(ごこうへん)、地天泰(ちてんたい)に之(ゆ)く
■全体運
*互卦(ごか):内側に含まれる象意「火澤睽(かたくけい)」
*綜卦(そうか):上下逆から観た象意「天水訟(てんすいしょう)」
*錯卦(さくか):陰陽を転換させた象意「火地晉(かちしん)」
*一言で表すと「待つ」となります。上卦の「水」は人々が欲するもの、それも生命維持に不可欠な物の象徴です。下卦に「天」がありその上に「水」があるのですから、天空に雨雲があるにはあるが、未だ恵みの雨は降ってきていない状態です。
*この下卦の「天」は人間社会ですと君子を表し、その前方には「水=陥険」がありますから障害物や落とし穴があり、君子はそれを知っているので無理に進まず留まっているのです。
目前に危険があっても心の内に「孚(ふ)=誠心誠意で物事に対処する気持ち」があるからこそ状況が把握できて進退の判断も可能になり、進まず「待っている」ことが出来ているのです。
*ただ、この卦は単に待っていれば良いとの教えではありません。好機を読み取る力が必要です。
この卦には「需孚有」という説明があり、「孚(ふ)」というのは誠の心を指しています。
例えて言いますと親鳥が卵を大事に抱えて温め、卵の中の雛鳥も孵化するのに一番良い時を間違えずに殻を破って生まれてくる、その時に存在する双方の信頼や誠の心が「孚(ふ)」です。
*同様に君子も一番良い好機を逃さないようにするには単に待つのではなく情報を収集し分析し、しかもそれらを人民を守りたいという誠の心でもって実行しなければなりません。
それが欠けていては好機であるかないのかの判断を誤ります。
*また別の角度からは肉体的な疲労や疾病がないか確認が必要との解釈もあります。
上卦が陰3つの地で、下卦に陽が3つの地天泰(ちてんたい)と安定していた状態の所に上卦に一つ陽(この場合は異物とみる)が飛び込んできたので肉体と精神のバランスを崩してしまっている状態です。このような場合、この卦の五爻の教えを参考にすると良く、それは適度に酒食を楽しみ心身共に健康に保ちながら好機を待つのが良いと伝えています。
痛みを感じなくとも健康診断を一度なさってみてください。
☆仕事運
*商談では焦らず待つことです。但し相手側の情報は常に伺いながら入手しておきましょう。時機が熟せば一気に交渉へと進めると良いです。
*雇用も同じく焦らず時間をかけて良い人材を求めるとよく、一般的な面接でなく軽い食事の場面を設けてその様子から採用を決めても良いです。
*就活においても採用決定を待つ時間が長引き、あるいは良い職が見つかるまで何社も受けることになるかも知れませんが、良い食事をして体調を整え、良いエネルギーが漲ると自然と雇用主にそれが伝わるので根気よく職を探し求めてください。
☆恋愛運
*相手が金銭的な問題を抱えているとか、親との間でトラブルが生じている等の場合は恋愛も上手くはいきません。解決策をアドバイスするのでははく唯々話に耳を傾けて差し上げると相手の気持ちは和んできますが、良い関係を「待つ」のが長期戦になる覚悟が必要です。
*これから出逢いを求める場合は理想の人になかなか会えず、もどかしく感じることもあるかも知れませんが、だからと言って自分の理想を曲げてまで恋愛を焦る必要はありません。自分の魅力を磨きじっくり腰を据えて良い出逢いを待ってみてください。
☆対人関係
*良い対人関係を作りたい、あるいは保ちたいと誰しも願いますが、この卦においては好機を待つというのが主たる教えですので、何事も急がないのが良いです。
特に言葉で相手に何かを伝える時に、相手にとって喜ばしい内容であっても「いつ」それを伝えるかによって相手の印象は随分を変わります。タイミングが大事です。
☆開運方法
*特別栽培(無農薬)された食材で食事をする。
*家からなるべく近い場所にある高級ホテルで飲食を楽しむ(お酒類の飲み過ぎは禁物)。
*自家用車を持っている方は普段より丁寧に洗車する。
*もし気になる神社仏閣があればお参りし、気が向くならお守りを得て身に着ける。
☆ラッキーカラー
*白色・金色
「目に見えない・あまり注目されない物事」に興味があります。
「裏」という漢字は「衣」いう字の間に「里」が挟まっているのだそうですが、
私には「やっぱり表には無い部分が裏にはあるよね」と思えてなりません。
また夏至に夫婦岩の間から昇る朝日を拝むのが知られていますが、
秋から冬にかけて同じ岩の間から昇る「月の出」に心が惹かれます。
易や四柱推命も普段は見えない・気づかない物事に光を当ててくれます。